1NCEを採用するカウベルエンジニアリング、TTSと「ワイヤレスジャパン 2026」に共同出展
“10年間2000円、月額費用ゼロ”の1NCE IoT回線、国内でも広がるユースケースをアピール
現在、東京ビッグサイトで開催中の「ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2026」(2026年5月27日~29日、主催:リックテレコム)。
ソフトバンク/1NCE(ワンス)のブースでは、“プリペイド10年一括2000円、月額費用ゼロ”の低容量IoT SIM「1NCE IoTフラットレート」と、1NCEを採用した多彩なソリューションの展示を通じて、国内でも1NCEの採用が加速していることをアピールしている。
また、同ブースはカウベルエンジニアリング、TTSとの共同出展であり、両社の1NCE SIMを組み込んだソリューションも展示されていた。
1NCEは、ドイツに本社を置くIoT専業の通信事業者。ソフトバンクがアジア独占販売パートナーを務める1NCE IoTフラットレートは、プリペイド方式のIoT SIM/通信サービスだ。
1NCE IoTフラットレートは、2000円(消費税/SIMカード代/送料別)の初期費用だけで、最大10年間/500MBまでのデータ通信ができる。月額費用がかからないためSIMをアクティベート済みで出荷できる、世界170カ国/地域以上に対応しているため海外出荷製品でもSIMの入れ替えが必要ないなど、IoT事業者の運用負荷軽減につながる特徴もある。これまでグローバルで3万社以上、約4000万台の採用実績がある。
ソフトバンクによると、採用事例の増加、知名度の向上に伴って、国内でも1NCEの採用が幅広く加速しているという。今回展示されているのは、AI通訳機の「ポケトークS2」をはじめ、家庭用スマートメーター、タイムレコーダー、害獣捕獲監視システム、産業用アナログメーター可視化デバイス、ウェラブル型熱中症予防システム、スマートタップ、LTE-M対応IoTモジュールなどだ。そのほかにも、長期にわたり使われるスマートシティ関連の採用案件も増えているという。
カウベルエンジニアリングでは、産業向けIoTゲートウェイの「NailEdge(ネイレッジ)」を出展している。内蔵の温湿度センサーに加え、4~20mA/0~5Vのセンサー入力、無電圧接点入力、RS-485、無電圧接点出力といった豊富な入出力端子を備える。USB電源だけでなく、乾電池内蔵で動作するモデルもある。1NCEの採用により、クラウドサービス(7日間のデータ保存)を含めてランニングコスト不要であり、AWSやAzureとのAPI連携もできる。
同社の説明によると、NailEdgeの採用傾向としては、産業設備メーカーなどがソリューションに組み込んで提供するケースが約4割、大規模な工場における設備監視などの用途が2~3割、あとは中小規模の工場などで採用されているという。特に、設備の電流をセンシングしてクラウドに送り、データ分析による故障予知に使われるケースは多いと話した。
TTSでは、さまざまな車載用GPS搭載IoTデバイスを展示している。幅広いデバイスをラインアップしているが、「お客さまの細かな困りごとに合わせて開発してきた結果、これだけのラインアップになった」といい、デバイス設計からクラウドシステムの構築、導入支援、アフターサポートまで、一気通貫で提供できる点が強みだと説明する。
同社の車載デバイスは、多岐にわたるユースケースに対応するよう設計されている。たとえば、運輸業での運行経路最適化や安全運転指導、コンプライアンス強化のための運転手の休憩時間の確認、あるいはレンタカーやカーリースといったビジネスでの車両資産の位置把握、遠隔制御(エンジンを始動できなくする)、高級車の盗難対策といった事例があるという。
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