フジヤエービックが主催する「春のヘッドフォン祭 2026」が、4月25日にステーションコンファレンス東京で開催された。
この時期恒例となっているポータブルオーディオ関連のイベント。今年も70を超えるブランドが集まり、さまざまな機器に触れられる機会を提供。日本初公開の製品も多く見かけた。
ここでは会場で出会った機器の中から、発売直後、発売前のヘッドホンを中心に、気になるものをピックアップしていこう。
100万円イヤホンがついに完成、Brise Audio「IBUKI」
Brise Audioの「IBUKI」は、イベントパンフレットの表紙を堂々と飾った製品だ。受注生産で価格100万円という究極のイヤホンで、これまでもイベントで試作機が展示されてきた。それがついに完成した形だ。
超高域にEST(静電型)を2基、高域にKnowles製のBAを2基、中域にKnowles製のBAを2基、中低域にSonion製のBAを2基、低域に8mmの液晶ポリマー(LCP)振動板のダイナミック型のドライバーを使用した9ドライバー、5ウェイ、トライブリッド構成となっている。
恐ろしくハイエンドな製品ではあるが、それでも同社の「FUGAKU」(実売280万円)よりは大きく価格を抑えている。
FUGAKUはアクティブ駆動の専用アンプと組み合わせで使用するヘッドホン再生システムとしての提案だったが、本機はその開発で培った技術を用いつつ、リケーブルや一般的なアンプと組み合わせも想定したユニバーサルタイプの製品となる。
同社が販売しているヘッドホンアンプとの組み合わせ「WATASUMI」(実売68万円前後)で、FUGAKUに迫る音質が得られるとしている。超高域に静電ドライバーを追加している点も強化ポイントだ。
筐体は64チタン製で、イヤーハンガースタイルでの装着となる。Pentaconn Earの端子でリケーブルにも対応し、IBUKI専用チューニングのアルティメットグレードケーブルも用意されている。なお、ローンチエディションとして世界50台限定、チャコールとゴールドの特別色を採用したものも用意されていたが、こちらは完売とのことだ。
Brise Audioはこれ以外にも、Brise Worksブランドの試作ヘッドホンアンプ(Ver.3)など試作機を展示。筐体はアルミ製で基板などをブラッシュアップ。春以降の発売に向けて準備が進められている。価格は20万円を切るあたりになるようだ。
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