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信頼できる情報で動く生成AI

作業時間のストレスが一気に解消! 「NotebookLM」活用法

2026年05月03日 12時00分更新

文● 週刊アスキー

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本記事は週刊アスキー3月3日発売号(No.1585)からの転載です。価格などの情報はすべて当時のものとなります。

 最近、耳にする機会が増えてきたGoogleの「NotebookLM」。情報があふれる時代、信頼性の高い情報だけを集約し、情報源をたどれる形で、自分が求める形の回答を返してくれる有用性の高いAIサービスだ。

 AI特有の不確かな回答(ハルシネーション)を避け、自分のための切り口で、文章、図解、動画など自分に合った形で情報を整理してくれる強力なツールだ。

【NotebookLMの基本】メリットは? こんな人に向いている!

 「AIは嘘をつくから苦手」。そう思うならぜひ「NotebookLM」を試してほしい。これはネットの海から適当な答えを拾ってくることなく、読み込ませた資料の内容を完璧に把握し、自分だけの「超 優秀な秘書」になってくれるツールだ。

NotebookLMのメリットとは?

・情報ソースが確定
・ハルシネーションの少なさ
・引用元の特定

 散らばったメモやPDFを放り込めば、情報の洪水がたちまち整理され、取り組んでいる課題の本質や何を解決すべきかといった課題が魔法のように見えてくる。

 一般的な生成AIがインターネット上の膨大な知識を基にアイデアを広げる「発散」を得意とするのに対し、NotebookLMは与えた資料のみを根拠にする「グラウンディング」で正確な回答を導き出す。ハルシネーション(嘘)を徹底的に排除できるため、契約書や社内規定など、正確性が求められるビジネスシーンで真価を発揮する。

 NotebookLMは単なる要約ツールではない。拡散した思考を「収束」させ、実務に着地させるための強力な「参謀」でもある。PDFやテキストだけでなく、録音したデータやYouTubeの動画まで、様々な情報を「ソース」として飲み込む柔軟性も持ち味だ。

NotebookLMはこういう強みを持っている

膨大な資料の内容をすぐ把握できる
 何百ページもあるような資料や複数の論文など、膨大なテキス トを短時間で理解し、自由に検索したい人に便利。

回答の「根拠(出典)」にすぐ立ち返れる
 「それっぽい嘘(ハルシネーション)」をつくことがない。情報の正確性が命となるビジネスや研究の場面で威力を発揮。

文章以外の情報源にも強い
 会議の録音データやYouTubeの解説動画の要約も可能。会議 音声から、決定事項とToDoリストを作るような指示もできる。

文章以外で内容を把握できる
 資料の「音声解説(Podcast)」でながら学習をしたり、インフォグラフィックスを作成するなど、文字以外のまとめが上手。

NotebookLMの画面から基本操作を学ぶ!

①「ノートブック」の名前

 新規作成時にソースを読み込むと自動で名前が付くが、ダブルクリックで編集すれば、変更も可能だ。

②「ソース」ペイン

 ノートブックに登録されているソースの一覧が並ぶ。ダブルクリックすると概要も確認できる。

③「チャット」ペイン

 登録したソース全体の要点が表示されるほか、プロンプトを使い、資料の内容を掘り下げていける。

④「Studio」ペイン

 表示された結果に対してさまざまな操作ができる。スライド化したり、音声での概要解説も作成可能。

 ノートブックを作り、そこにソース(情報源になるファイルやURL)を登録。その情報に基づいて資料を要約したり、分析していくのが基本的な使い方。例えば、会議議事録や配布資料から議論のポイントや次のアクションを引き出したり、長文の書類の要約を知ることができる。

Googleアカウントがあれば誰でも使える

 NotebookLMの使い方は簡単。「https://notebooklm.google.com」にアクセスし、自分のGoogleアカウントでログインするだけだ。

ノートブックの管理方法

 左上のアイコンをクリックすると、ノートブックの一覧が表示される。登録できる数には上限があるが、ここで並べ替えや削除が可能だ。

PDFやURLを指定し、アップロード

 新規ノートブックの作成時、もしくは左ペインの「+ ソースを追加」を押した際に、参考資料を追加するためのUIが立ち上がる。

有料版では共有や共同作業を強化

 作成したノートブックで共有すれば、共通の知識を共有できる。会議資料や議事録を共有すれば「課題の見える化」や「生産性の向上」に役立つ。

Geminiなどとの使い分け

 GeminiとNotebookLMは、どちらもGoogleの強力なAIモデルを積んでいる。いわば兄弟のような存在だが、その役割は端的に言えば「外向き」か「内向き」かで分かれる。

 最新のトレンドやプログラミング、ゼロからの企画立案など、広大なインターネットの知識を借りたいときはGeminiの出番だ。未知の分野を「調べる」ことや、アイデアを「広げる」ことを得意とする、いわば何でも知っている万能な相談相手である。

 一方、目の前の膨大な資料を読み解き、自分だけの知識として「深める」ならNotebookLMの活用がおすすめ。情報の参照先を自分が渡した資料だけに絞ることで、AI特有の「知ったかぶり」を封じ込め、根拠のある回答を引き出せる。

 Geminiで世の中の情報を広く集め、重要な資料が揃ったらNotebookLMに放り込んで収束させる。そんな使い方もおすすめ。攻めと守りのAIを使い分け、情報を効率的に扱おう!

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