デザインとハイクオリティな音の融合。デンマークのオーディオ・ビジュアルブランド「Bang & Olufsen(バング & オルフセン)」の創立100周年を記念した展覧会が、表参道ヒルズ 本館地下3階のスペース オーで開催される。会期は4月3日(金)〜12日(日)。入場は無料で、開館時間は11:00〜19:00(最終日は17:00まで)。
「Beautiful Sound and Design - バング & オルフセンが紡ぐ美しい音とデザインの100年」と題したこの展示会には、第二次世界大戦直後の希少な製品から現行機種、さらにはこれまで手掛けてきた貴重なコラボレーション製品まで、数多くのアーカイブが並ぶ。ブランドの歴史と「現在地」を同時に体験できる構成だ。
ナチス・ドイツによって工場が破壊され、オーディオ生産が困難だった時期に手掛けた「ひげそり」や、時代を超越したデザインを誇るターンテーブルの名機「Beogram 4000」、そしてその意匠をインテリアに昇華させた時計など、印象的なプロダクトとの出会いが用意されている。最新の空間オーディオ対応サウンドバー「Beosound Premiere」の試聴スペースを中心に据え、そこから放射状に広がる床面のデザインも、Beogram 4000のデザインをオマージュしたものだという。
デンマーク北部の小さな街・ストルーアで創業したBang & Olufsenは、先進的なラジオやターンテーブルなど数々の名作を世に放ってきた。日本においては1980年代、6連奏CDプレーヤー「Beosound 9000」などが広く受容され、視覚的にも洗練されたオーディオ機器としてのイメージを確立した。こうした過去の銘機を間近で見られるのも、本展の醍醐味だ。
アルミを用いたデザインでブランドの象徴を築いたヤコブ・イェンセンをはじめ、歴代デザイナーの作品も名前とともに展示されており、時代を象徴するプロダクトの変遷を辿ることができる。また、日本の伝統工芸と融合したスピーカー群も目を引く。名尾手すき和紙を側面に張り込んだ「Beolab 8」や、新潟県燕市の金属加工技術により筐体に花びらを打ち出した「Beosound 2」などは、国や伝統は違えど「クラフトマンシップ」を重んじる両国の文化が共鳴した結果と言えるだろう。
さらに、映画『プラダを着た悪魔』に登場した電話機「BeoCom 2」、RIMOWAとコラボしたヘッドホン「H9i」、バレンシアガのオートクチュールショーで発表されたバッグ型スピーカーなど、カルチャーとの深い繋がりを感じさせる展示も必見だ。
会場にはカリモク家具やルイスポールセンとコーディネートされた空間も登場し、優れた音響システムが生活に溶け込む様子を体感できる。100周年を記念して今年5月に刊行される書籍の先行販売や、本展オリジナルグッズも用意されている。デザインと音の100年に触れに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
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