ピクシーダストテクノロジーズが実施した調査で、ビジネスパーソンの“集中力のリアル”が浮き彫りになった。
約半数は「集中力に不満」
集中力に関する複数の設問を設けて、ビジネスパーソンの集中力に関する実態を調べた今回の調査。まず目を引くのがビジネスパーソンたちの「集中力に関する自己評価の低さ」だ。
仕事中の集中力、パフォーマンスについて、およそ半数(49.8%)が「満足していない」と回答。特に不満を感じている率が高かったのは20代と40代で、キャリアの初期と中盤で、集中力に課題を感じやすい構図が見える。
さらに6割以上は「加齢で集中力は落ちる」と感じているという結果も示された。年代別に見ると、40代(69.5%)を境に集中力の低下を感じる割合が高くなり、50代では69.5%、60代では74.0%が、集中力の低下を実感しているという結果になった。
6割が習慣化に挑戦、でも1週間で崩壊
回答者たちは、集中力を高めるために何もしていないのだろうか? そんなことはない。回答者のうちおよそ6割は「集中力向上のための習慣」に取り組んだ経験があるのだという。
内容としては「コーヒーやカフェイン」「睡眠管理」「運動」など、王道のもの。ところが、およそ3人に1人は途中で挫折し、かつ、およそ6割は1週間以内に断念しているという。最頻値は、なんと「3日」だった。
挫折の理由を訊ねたところ、「モチベーションが続かない(41.8%)」「効果を感じない(36.3%)」「時間がない(24.4%)」などが挙がった。
この結果から何かが見えてこないだろうか? そう、「意志の力」や「努力」に頼った習慣設計は、失敗しやすいということだ。
行動経済学の第一人者である相良奈美香さん(Ph.D.)は、行動経済学の視点から見た「習慣継続のコツ」として、「スモールステップで始めること」「自分で自分を褒めること」「障壁を取り除き環境を整えること」の3つを挙げている。
相良さんは、習慣化に有効なのは「トリガーの設計」だと説明する。 例えば「コーヒーを飲んだら仕事を始める」といった行動のトリガーを日常に設ける。これを繰り返すことで、コーヒーという刺激が、仕事というアクションを引き出す「呼び水」として作用するようになり、ルーティーン化に結びつきやすくなるというのだ。これは、先に受けた刺激(情報)が無意識にその後の行動や判断に影響を与えるという心理学の現象「プライミング効果」を応用した考え方だ。
また相良さんは、「音」も習慣化に活用しやすいトリガーだと解説する。音には、「生活を変えずに導入でき」かつ、「意識せずに作用する(受動的に効果を受けられる)」という特徴がある。コーヒーや運動と違い、流すだけでいい。言い換えれば、 意志力の必要ないトリガーということだ。
A. J. Martorell et al.: Multi-sensory Gamma Stimulation Ameliorates Alzheimer’s-Associated Pathology and Improves Cognition. Cell 177, 256-271.e22 (2019).
ピクシーダストテクノロジーズでは、以前から、音を通じて日常の環境を整える技術開発に取り組んできた。中でも「ガンマ波サウンド」は記憶や注意に関わるガンマ波を音の刺激によって誘発・同期させることを目的としたもので、同社と塩野義製薬は、音にガンマ波を付加して変調させる「ガンマ波変調技術」も共同開発している(詳しくはこちらを参照)。
同社の説明によれば、ガンマ波は脳の高度な認知機能を支える重要な脳波であり、40Hzのガンマ波が強く発生したときに、注意力や集中力が高まり、作業効率が向上するのだという。同社は、ガンマ波変調技術も、生活を変えずに、手軽に習慣継続をサポートするトリガーとして機能し得ると説明している。
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