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ぬいぐるみが母親代わり、おさるの“パンチ”世界で話題に 千葉・市川市動植物園が声明

2026年02月24日 14時30分更新

文● スミーレ(@sumire_kon)

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 千葉県の市川市動植物園で飼育されているニホンザル「パンチ」が、2月に入り、世界中で話題となっている。

ぬいぐるみに寄り添う姿が世界で話題に

 パンチは同園で2025年7月に生まれたオスのニホンザル。母親の育児放棄により人工哺育で育ち、体がある程度成長した2026年1月中旬から、本来所属するサル山の群れに合流した。

 ネット上では2月頃から、「母親役のオラウータンのぬいぐるみ」に寄り添うパンチの写真や動画が、SNSなどを通じて世界中に拡散。2月24日現在、同園公式Xのパンチに関するポストが最低でも数十万、多いものでは1500万を超える閲覧数を記録しているほか、外国語でパンチを応援するコメントも複数寄せられるなど、大きな話題となっている。

注目の裏で園や近隣に負担も

 だが、状況は必ずしも良いことばかりではない。

 同園では本件をきっかけに、国内外からの電話による問い合わせが急増。公式Xのポストを通じて、「日本語以外の言語での対応はできないこと」「職員が懸命に対応していること」「営業状況など、HPで確認できる内容の問い合わせが多いこと」を伝え、理解を求めている。

 また、ネットで拡散した「パンチが他のサルに攻撃される動画」に対して、「パンチはサル同士のコミュニケーションを学ぶ過程にあり、こうしたトラブルは起こりうること」「他のサルも本気でパンチを攻撃しているわけではないこと」を日本語と英語で即座に発信するなど、通常とは異なるイレギュラーな業務が発生していることも事実だ。

 ほかにも、2月21日からの3連休には、パンチを一目見ようと多くの来園者が駆けつけた結果、一時的に周辺道路が渋滞し、園側が近隣住民に謝罪する事態も起こっている。

 パンチを育てているのは市川市動植物園であり、同園は近隣住民の理解がなければ運営することはできない。パンチへの応援が園や近隣住民の負担とならないよう、応援する側にも節度をもった対応が求められている。

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