デンマークの名門スピーカーブランドDALI(ダリ)の新シリーズ「SONIK(ソニック)」が2月25日、ついに国内発表されました。発売は3月3日の予定です。
SONIKは、10万円を切る価格から購入できるエントリーシリーズながら、優れたパフォーマンスを提供できるという点で期待できる新製品です。系統としては、2018年に登場した「OBERON」の後継となり、これにペア1500万円のフラッグシップスピーカー「KORE」の開発で培われた最新テクノロジーを投入したDALIの大本命といえる製品です。
OBERONは、現実的な価格で買えるHi-Fiスピーカーとして、日本はもちろん世界で愛されてきたシリーズです。SONIKはその基本設計は踏襲しつつ、現代的なワイドレンジで高解像度なサウンドに進化を遂げた注目機種です。
DALIの製品としては、より小さく手頃な「KUPID」が先に市場投入されていますが、これはブックシェルフ型のみ。OBERONはトールボーイ型や、ホームシアター向けの壁掛け、センターにも別のチャンネルにも使えるLCR型など多彩な形態が用意されており、フルラインナップの展開です。
高額すぎるオーディオのアンチテーゼとも言える製品
Hi-Fi オーディオ、特に輸入オーディオは、機器の高額化がどんどん進んでいます。仮に興味を持っても、驚くほどの価格を目の当たりにして、手を出すことに躊躇してしまう人が少なくないでしょう。
そんな中、DALIのOBERONシリーズは、ブックシェルフ型であれば10万円を切る製品になっており、現実的な価格帯でありながら、本格的なオーディオ機器としてのパフォーマンスを体験できる製品として今も支持されています。
とはいえ、発売からはすでに7〜8年が経過しており、モデルチェンジまでの間隔が比較的長いDALIといっても、最新技術を投入した新機種を待ち望む声もあったと思います。特に、エントリークラスではペア1500万円という驚異的な価格で登場したKOREの思想を反映したKUPIDという製品が登場しており、トールボーイ型やセンタースピーカーなど多彩な形態での展開を期待していた人も多かったと想像します。
SONIKは、OBERONと近いサイズ感、同じ7モデル構成での展開ですが、その音は現代風に大きく変化しました。端的に言えば、音の解像感が上がり、より繊細な再現が可能になったことに加え、音場も広く立体的な空間再現が可能な機種となりました。
モデルチェンジと聞くと、一緒に値上げもされるのではないかと不安になりますが、価格は物価や為替の状況を踏まえて上がってはいるものの、極端な値上げではなく、DALIの中核を担うシリーズとして、入手しやすい水準を維持しているのではないかと思います。
今後もDALIの主力として、大きく支持されるシリーズになりそうです。この記事ではポイントとなる技術、以下、各モデルの違いなどをまとめていきます。
















