タケプロンsの特徴は?
さて、そんなタケプロンs、薬としての特徴はどこにあるのだろう?
アリナミン製薬の宮尾健吾氏は、その特徴について「これまで市販されていた胃腸薬とは異なる作用機序を持つPPIという点も大きな特徴ですが、タケプロンsは“水なしで飲める”という特徴も持っています。そして、1日1回、1錠で効果を発揮するように設計されているため、いつでもどこでも(※)、服用できるという点もメリットです。さらに、イチゴ風味で飲みやすくしています」と話す。
※1日1回同じ時間帯に服用すること
さらに川上氏は「0.3mmの非常に細かい有効成分が、タケプロンs。1錠の中におよそ5000粒も含まれています。胃の出口は2mm程度なので、大きな固形物では胃が蠕動しないと腸に到達しないのですが、この大きさなら、胃の出口を通り抜けて腸に届きます。また、有効成分は酸に弱いという特徴があるのですが、この0.3mmの粒は7つの層でコーティングされていて、胃で効果を失うことなく、きちんと腸まで届き吸収される仕組みになっている薬です」と話してくれた。
ただし、服用時には注意も必要であるようだ。それは、タケプロンsの服用によって症状が治まったように感じても、「胃酸が出ていないから症状を感じなくなっているだけで、実は重大な病気が隠れている」ケースも考えられるからである。このため、2週間以上の服用を避け、購入時には薬局の薬剤師による説明が必須、さらに服用しても症状が治まらない場合は、必ず医療機関の受診が必要とされている。
とはいえ、胃腸に悩みを抱えやすい人にとって、“医療の現場で使用されてきた薬局で手に入る医薬品”は、新しい選択肢になり得るだろう。
ところで、タケプロンsの「s」とはなんだろう?
「sというアルファベットを付加しているそもそもの理由のは、医療用医薬品の『タケプロン』との取り違えを防ぐためです。スーパー、スペシャル、セーフティーなど、ポジティブな意味合いを持つ単語の頭文字に多い、sというアルファベットを採用しました」(陳野氏)
なるほど。









