ジャストシステムは2日、Arm版Windows 11のサポートを含む、ATOKの新バージョン「ATOK for Windows (Tech Ver.36)」の配信を開始した。これにより、従来は不可能だったARM64向けのネイティブアプリでの入力が可能になった。
ATOKがArm版Windowsに対応 日本での普及の壁を1つ突破
ArmベースのWindows 10が登場したのは2017年のこと。Intel/AMD製CPU向けアプリ(当初はx86向けのみ、後にx64向けにも対応)のエミュレーション動作を持つことで、従来のWindowsと大きく変わらない動作を実現。特にクアルコムから、「Snapdragon X」シリーズが投入されて以降は、いち早くCopilot+ PCに対応するなど、搭載製品が増えている。
ARM対応アプリも順調に増えている印象があるが、一方で課題となっていたのが日本語入力。Windows 11には標準でMS-IMEが用意されているが、日本で支持が強いATOKについてはARM対応が進まず、x86/x64版アプリでしか動作しない状況が続いていた(ジャストシステム側ではArm版Windowsに非対応と記述)。それが昨年11月に新バージョンでの対応を表明。リリースが期待されていた。
なお、ATOK for Windows (Tech Ver.36)の新機能としては、ほかにも生成AIによる文章作成アシスタント機能「ATOK MiRA」なども用意されている。
ATOKのサブスクでは月660円のプランに一本化
ベーシック版のユーザーは自動移行されるので要注意
現在のATOKはサブスクリプションモデルに移行しており、従来は月330円の「ATOK Passport [ベーシック]」および「ATOK for Mac 月額版」「ATOK for Windows 月額版」が存在していたが、2026年2月1日からは、「ATOK Passport [プレミアム]」に一本化された(月660円または年7920円)。
プレミアム版では、Android/iOS向けのATOKのほか、広辞苑や大辞林、ウィズダム英和辞典などの6種のクラウド辞典、クラウド文章校正、8カ国語クラウド翻訳変換などの機能が含まれるが、実質的な値上げと感じる人も少なくないはず。ベーシック版のユーザーは2月1日以降自動移行されるので、契約を確認してほしい。















