スマートフォンの歴史に、またひとつ大きな革命が起きました。今回紹介するのは、サムスンから登場した「Galaxy Z TriFold」です。日本での導入はまだ未定ですが、特別に触らせてもらいました。
これまでの折りたたみスマホは「画面を2つに折る」のが一般的でしたが、この製品はなんと「三つ折り」という驚きの構造を採用しています。
折りたたんでいる時は、少し厚みのある普通のスマホ。しかし、ひとたび画面を左右に広げれば、そこには10型の巨大なディスプレーが広がります。これは、もはや「持ち運べるパソコン」と言っても過言ではありません。
「スマホの画面は小さいから作業がしにくい。でもタブレットを持ち歩くのは重くて面倒」という、私たちが長年抱えてきた悩みを、この1台が見事に解決してくれます。未来のモバイルライフがどう変わるのか。ワクワクするような期待感を込めて、この三つ折りスマホの魅力をいくつかピックアップします。
Galaxy Z TriFoldの特徴
「Galaxy Z TriFold」は、サムスン電子が開発した最新の三つ折りスマートフォンです。最大の特徴は、独自のヒンジ(関節部分)によって、3つの画面をキレイに1つに折りたためる点にあります。
閉じた状態では6.5型の使いやすいスマホサイズですが、広げると10型とタブレットに匹敵するの大画面になります。SoCには最新の強力なチップ(Snapdragon 8 Elite for Galaxy)を搭載し、メモリーも16GBとパソコン並みの性能を誇ります。厚みは開いた状態で3.9mmと非常に薄く、重さは約309g。驚くほどコンパクトに大画面を持ち運べる、未来感あふれるデバイスです。
Galaxy Z TriFoldのスゴイところ その1
閉じて6.5型、開いて10型の三つ折りスマホ
一番の魅力は、やはりこの変幻自在な画面サイズです。普段、電車の中でメールやSNSをチェックする時は、閉じたままで6.5型のスマホとして片手で操作できます。
しかし、一歩カフェなどに入って腰を落ち着けたら、画面を広げてみてください。目の前に一般的なタブレットと同じ10型の画面が現れます。画面の大きさは、スマホ2台分を大きく超える面積です。動画を見る時の没入感はもちろん、電子書籍を見開きで読んだり、地図を大きく表示したりする時の快適さは、これまでのスマホとは別次元の体験です。
Galaxy Z TriFoldのスゴイところ その2
デスクトップモードで、よりPC/IT系ライクに使える
この広い画面を最大限に活かせるのが、サムスン独自の「DeX(デスクトップモード)」です。画面を広げて横向きに置けば、まるでノートパソコンのような画面構成に切り替えることができます。
3つのアプリを同時に並べて表示できるため、左側でウェブサイトを調べ、右側でメモを取り、下でチャットを返すといったマルチタスクも余裕でこなせます。別売りのキーボードを接続すれば、もはや重いパソコンを持ち歩く必要はありません。外出先でのちょっとした資料作成や記事の執筆も、これ1台で完結してしまう。そんな「PC不要の未来」を現実にしてくれそうです。
Galaxy Z TriFoldのスゴイところ その3
基本性能もカメラもハイスペック
「折りたたみ」という形に注目が集まりがちですが、中身の性能も一切妥協がありません。特にカメラは圧巻で、メインカメラには2億画素という超高精細なセンサーを搭載しています。遠くの景色も、暗い場所での撮影も、驚くほどきれいに残せます。
また、バッテリーも5600mAhと大容量で、大画面を動かすためのスタミナも十分。最新のGalaxy AIもふんだんに盛り込まれており、写真に写り込んだ不要なものを消したり、録音した声を一瞬で文章にまとめたりすることも可能です。「最先端のスマホ機能」と「タブレットの利便性」が、高いレベルで融合しています。
Galaxy Z TriFoldのちょっと気になる点
Galaxy Z TriFoldは物欲を激しく刺激されるデバイスですが、注意しないといけない部分もあります。まず、日本での発売は今のところ未定です(2026年1月時点)。韓国など一部の国で先行して発売されている状態です。しかし、ポジティブに考えれば「日本で出るまでにソフトウェアがより磨かれる」ということです。日本で発売される頃には三つ折り特有のアプリの動作などがさらに安定し、より完成度の高い状態で手に入れられる可能性があります。
もう1つのハードルは価格です。日本円に換算すると約38万円からという、スマホとしては極めて高価な設定になっています。日本に導入されるとしたら40万は余裕で超えそうです。とはいえ、「スマホ、タブレット、ノートパソコンの3台を1つにまとめた価格」と考えれば納得できるでしょう。究極のミニマリズムを追求する人にとっては、むしろ効率的な投資と言えるかもしれません。
【まとめ】10型タブレットをポケットに入れて歩く、贅沢な体験
Galaxy Z TriFoldをじっくり触って感じたのは、これが単なる「新しいスマホ」ではなく、私たちのライフスタイルを変える「新しい道具」だということです。
これまで「スマホでは画面が小さくてできない」と諦めていた作業が、ポケットから取り出して広げれば、いつでもどこでも可能になります。10型という大画面を、折りたたんでポケットに入れて持ち歩く。この贅沢さは、一度味わうと元には戻れないほどの魅力があります。
正直なところ、価格や重さなど、万人向けとは言い難い部分もあります。しかし、三つ折りを開く瞬間の「世界が広がる感覚」は、今のスマホ市場で最も刺激的な体験です。もし日本での発売が決まったら、ぜひ手に取ってみてください。普通のスマホではできない体験がそこにあります。






















