最新鋭のAIデータセンターの内部を公開
KDDIはこのAIデータセンターの開所式を実施するとともに、メディア向けに内部を公開しました。ここでは撮影可能だった設備を紹介します。
熱を大気中に逃がす冷却塔
別名クーリングタワーと呼ばれる設備で、ターボ冷凍機ではっせいした熱を大気中に放出する役割を担っています。温度が上昇した冷却水を、水が気化する際の気化熱を利用して冷やします。温度が下がった冷却水は再びターボ冷凍機に戻って、データセンター全体の冷却を支えています。
サーバールーム(NVIDIA GB200 NVL72)
NVIDIA GB200 NVL72は大規模AIモデルやデータ解析まで対応したGPUサーバーです。水冷に対応した設計で、ラック内のすべてがNVLinkという超高速リンクで接続されているので、1つのラックの72枚を1枚のGPUのように使えます。従来世代と比較して、AIの学習処理で最大4倍、推論処理では最大30倍も性能が向上していると言います。
機器の安定稼働を支える電気室
データホールに電力を安全かつ安定して供給するための設備。受電した電力を適切に制御・分配し、さまざまな機器の安定稼働を支えています。停電などの非常時にはUPSが働き、約15分間は稼働するのでその間に安全にシャットダウンできるそうです。
高電圧を最適な電圧に変換する変圧器
電力会社から共有される高電圧ので電気をデータセンター内で使用できる電圧に変換するための設備。基本的に外部から受電した電力はそのままでは使えないので、この設備が必要になります。この変圧器をイチから作ると設置まで3年はかかるとのことですが、シャープの工場から引き継いだので、すぐに使えたそうです。このようにシャープから流用しているものがいたるところにあるのです。
キンキンに冷やすターボ冷凍機
データセンターのキモとも言えるのが、このターボ冷凍機です。サーバールームの空調だけでなく、GPUをはじめとした高発熱機器の冷却に使われています。タービンで圧縮した冷媒ガスを、屋上の冷却塔からの冷却水で液化させ、液化した冷媒が気化する熱を利用して冷水を生成する仕組みです。ターボ冷凍機で20度以下になった冷却水は、回り回って戻って来る頃には30度以上になっているとのこと。






















