「パソコンが買えない」2026年、何が起きてる? これからどうなっちゃうの? 第1回
【パソコンが買えない】部材高騰で値上げせざるを得ないPCメーカー 消費者に値上げを納得してもらうために何をする?
2026年01月23日 08時30分更新
消費者がPCの値上げに納得しがたいのはある意味当然
納得してもらえるだけの価値向上をどこで訴求するのか
このように、市場縮小が想定されるなかでの値上げは、明らかに逆風といえる。
FCCLの大隈社長は、「部品価格の高騰を背景にしたPCの値上げはメーカー側の論理である。お客様の立場から見て、できることに変化がないのに価格が上昇するのは納得しがたいといえる」と前置きし、「FMVでは、新たなAIツールの搭載など、新たな世代の製品だからこそ提供できる価値を同時に訴求することで、価格上昇を納得してもらうための努力をしている」と語る。
PCメーカー各社にとって、需要を喚起するための「武器」は、いまのところAIしか見当たらない。
インテルの大野誠社長は、「2026年は、NPUを搭載したAI PCの構成比が、国内で50%を突破する」と見込むが、「現状を見ると、AIを使うためにAI PCを購入している状況ではなく、性能が高いPCということで選ばれている。つまり、AIの価値が浸透していない。AIのユースケースを広げていく必要があり、業界全体でAIの価値を訴求し、それが原動力となって、AI PCが売れていくという状況を作らなくてはならない」と、警鐘を鳴らす。
国内PC市場は、過去最大の出荷台数から、その反動で需要が縮小し、さらに価格上昇という逆風のなかで事業を推進することになる。需要拡大の切り札となるAIの価値をどこまで訴求できるかが、2026年のポイントとなる。値上げは、PCメーカー各社のAIによる提案を加速させる要素にもなりそうだ。












