「パソコンが買えない」2026年、何が起きてる? これからどうなっちゃうの? 第1回
【パソコンが買えない】部材高騰で値上げせざるを得ないPCメーカー 消費者に値上げを納得してもらうために何をする?
2026年01月23日 08時30分更新
法人向けでは年度末需要が見込めるシーズンなのに在庫が無い
PC導入が不可欠であれば、早めの購入を勧める
PCの価格上昇とともに、大きな課題となっているのがPCの品薄だ。
PCの値上げの背景にあるのは主要部品の価格上昇だが、そもそもの前提として、部品の供給不足が影響している。
メモリーは、AIサーバー向け需要の急増によって供給が逼迫。これが、PCの部材不足にも直結している。旺盛なAI需要の拡大に伴い、データセンター向けのHBMメモリーの需要が伸長していることにつられ、DDRの需要も増加。同時に、DDR4からDDR5への立ち上げおよび移行時期にあたり、供給が逼迫しやすいサイクルに陥っていたことも部材不足に拍車をかけた点も見逃せない。
つまり注意しておかなくてはならないのは、依然として供給面での課題が継続しており、欲しいPCを欲しいタイミングで調達できないという事態が発生する可能性があるということだ。
特に年度末需要が見込まれる法人向けPCでは、予算消化のために年度内にPCが欲しくても入手できなかったり、新生活を始める大学生や社会人が、学びや仕事に必要なPCを手に入れられなかったりという事態も想定される。
PCメーカーの直販サイトでも、即納モデルは1~2週間程度で購入できるが、欲しい仕様にカスタマイズをすると納期に1ヵ月以上かかるケースがすでに出ている状況だ。
あるPCメーカーでは、「企業などにおいて、PC導入が先送りできないような場合には早期の購入を勧める」と語る。
PCメーカー各社は、値上げによる販売数量の減少を懸念している。
2025年10月のWindows 10のサポート終了にあわせて発生した買い替え需要が影響し、2025年度のPCの出荷台数は過去最高となる見込みだが、2026年はその反動が見られる1年になるのは明らかだ。また、教育市場において政府が推進しているGIGAスクール構想第二期によるデバイスの入れ替えは、2026年3月がピークになると見られ、それ以降の特需効果は限定的だ。












