HHOはデジタル製品ブランド「TALIX」とインテリジェントワークプラットフォーム「DingTalk」が共同開発したAIボイスレコーダー「TALIX&DingTalk A1」(以下、A1)を1月17日に発売する。直販サイトでの価格は3万2800円だ。
厚さ3.8mmの極薄ボディーに日本語特化AIを搭載
A1は厚さわずか3.8mm、重量40.8gというカードサイズの筐体が特徴のAIボイスレコーダー。薄型ボディーながらフラッグシップ級の「6マイクアレイ」を搭載しており、全指向性マイク5基に加え、骨伝導マイク1基を備える。これにより、5~8mの遠距離集音に対応するほか、オフィスやカフェなど騒がしい環境下でも、周囲のノイズを低減して話者の声をクリアに捉えられるという。
最大の特徴は、日本語に特化したAIモデル「Fun-ASR」の採用だ。汎用的なモデルとは異なり、40万時間以上の日本語音声データを追加学習させているため、方言や「あー、えーと」といったフィラーの除去、さらには「誰が話したか」を識別する話者分離まで高精度にこなす 。
ハードウェア面でも、スマートフォンでの録音とは異なり、着信や通知で録音が中断される心配もなく、連続録音45時間、待機時間60日間というスタミナ性能を実現している。
ワークフローの効率化も徹底されている。録音データはDingTalkアプリへ自動同期され、AIが議事録形式やToDoリストなど、目的に応じたフォーマットで要約を生成する。生成されたネクストアクションは、そのままカレンダーやタスク管理ツールへ登録できるため、会議後の整理時間を大幅に削減できるとしている。また、21言語対応のリアルタイム翻訳機能も搭載し、対面モードでは翻訳画面を共有しながらの会話も可能だ。
本体カラーはホワイトとブラックの2色展開 。製品購入特典として、月間1500分の文字起こしが可能な「Proプラン」(月額2480円)が3ヵ月間無料で提供される 。よりライトな利用に向けた無料の「Starterプラン」(月間300分まで)や、無制限の「Unlimitedプラン」(月額4280円)も用意されており、用途に合わせて選択可能だ。
さっそく海外取材でA1を使ってみた
1月6~9日にかけてアメリカのラスベガスで開催された「CES 2026」を取材した際、このA1を持って行って、実際に使った。
マイクの性能がいいので、多少周囲がガヤガヤしていても音声が拾ってくれる。AIでノイズを抑えてくれるので、話者の声がハッキリしていて聞き取りやすいのもいい。このA1と連動するスマホの「Ding Talk」アプリに文字起こし機能、翻訳機能もあるので、英語を翻訳してもらって、そのままデータをスマホやPCに送ることもでき、かなり作業効率は向上した。
ただ周囲に人がいると、その声も拾ってしまうことがあるので、静かな会議室などでのミーティングや1対1のインタビューで使うのが最適だろう。また、リアルタイム翻訳はかなり頑張っている印象だが、ややタイムラグがあるので、会話をするために使うのは厳しかった。
今回はMagSafeを使ってiPhoneと一緒に使ったが、録音はA1に任せて、iPhoneでは写真を撮るのように、完全分業で使えるのも便利。本体が薄いので、装着してても気にならず、取材中はつけっぱなしで問題なかった。今後の取材でも助けになりそうだと感じた。





















