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PicoCELA、東京2025デフリンピック 自転車競技会場にて「完全ワイヤレス」な広域通信網を構築。

PicoCELA株式会社
2026年01月16日

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PicoCELA株式会社
電源・配線困難な1kmの屋外コースを半日でエリア化

PicoCELA株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川 浩、以下PicoCELA)は、2025年11月に開催された「東京2025デフリンピック」の自転車競技(静岡県伊豆市・日本サイクルスポーツセンター)において、当社のメッシュWi-Fiソリューションが採用されたことをお知らせいたします。

本大会において、PicoCELAはケーブル敷設や電源確保が困難な全長約1kmの屋外コースに対し、バッテリー駆動と独自のメッシュ技術を組み合わせた「即設ネットワーク」を提供。設営・設定わずか半日という短期間で安定した通信環境を構築し、聴覚に障がいを持つ選手や大会関係者の重要なコミュニケーション基盤を支えました。



導入の背景:失敗が許されない国際的な舞台でのインフラ構築

日本初開催となったデフリンピックは、聴覚障がい者のための国際スポーツ大会であり、視覚的情報の伝達手段(SNSやテキストチャット等)が競技運営や選手の安全確保において極めて重要な役割を果たします。 特に自転車競技が行われた日本サイクルスポーツセンターは、起伏に富んだ広大な屋外フィールドであり、既存の通信設備だけではカバーしきれないエリアへの対策が急務となっていました。

技術的ハイライト:屋外特有の「三重苦」を独自技術で突破

本プロジェクトでは、「1kmに及ぶ広範囲」「電源設備がない」「開催直前の決定による短納期」という、屋外インフラ構築における高難度な制約がありました。PicoCELAは以下の手法により、これらの課題を解決しました。

独自の「多段ホップ技術」によるケーブルレス化
LANケーブル配線を必要としないPicoCELA独自のバックホール技術(PicoCELA Backhaul Engine)により、コア(親機)2台とブランチ(中継機)5台の最小構成で1kmのコース全域をカバー。物理的な配線工事を不要とし、劇的な工期短縮を実現しました。
バッテリー循環運用による「完全電源レス」
電源確保が困難な中継ポイントにはポータブルバッテリーを採用し、夜間に交換・充電する循環運用を実施。コア機には発電機を用いるハイブリッド構成とすることで、電源工事を一切行わずに安定稼働させることが可能となりました。
実質「半日」でのスピード構築
通常であれば大規模な工事を要する広域ネットワークですが、今回は足場設置を含めて約1.5日、ネットワーク機器の設置・設定自体は実質半日で完了させ、直前の導入決定にも柔軟に対応しました。










導入成果と今後の展望

構築されたネットワークは、選手や大会関係者専用のWi-Fiとして提供され、SNSによるリアルタイムな情報発信や運営スタッフ間の業務連絡に活用されました。会期中は通信トラブルもなく安定稼働し、国際大会の円滑な運営に寄与しました。 PicoCELAは、今回の実績を活かし、今後も大規模スポーツイベントや屋外フェスティバル、建設現場や災害対策現場など、インフラ構築が困難な環境において、迅速かつ確実な通信ソリューションを提供してまいります。

本事例の詳細はこちら:https://picocela.com/voice/deaflympics2025/

PicoCELA株式会社について

PicoCELAは、世界最高レベルの無線メッシュ技術で、有線LANの設置が困難な場所や一時的な利用など、様々な環境で安定した大規模Wi-Fi空間を構築するソリューションを提供しています。エッジコンピュータと無線メッシュネットワークを融合させたユニークな技術で、国内外の工場、倉庫、プラント、建設現場、商業施設、公共インフラなど、幅広い分野で活用されています。PicoCELAは、無線技術を通じて、より自由で、より安全なコミュニケーション基盤を創造し、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

法人名称:PicoCELA株式会社
住所:東京都中央区日本橋人形町2-34-5 SANOS日本橋4階
代表取締役:古川 浩
上場市場:米国Nasdaq Capital Market(2025年1月16日 新規上場)
主な事業内容:無線通信に関する特許技術を活用した無線通信製品の販売・ソリューション・ライセンスの提供、及びクラウド監視システムの販売
URL:https://picocela.com/(コーポレートサイト)

<主な受賞歴>
2025年: WiFi NOW Awards 2025「Best Wi-Fi Startup Award」ファイナリスト選出
2022年: 令和4年度 知財功労賞「特許庁長官表彰(知的財産権制度活用優良企業)」受賞
2021年: High-Growth Companies Asia-Pacific 2021(アジア太平洋地域の急成長企業ランキング 2021)433位にランクイン
2020年: 第6回知的財産活用表彰において、知的財産活用奨励賞 知的財産情報部門受賞 / 第5回JEITAベンチャー賞 受賞 / Orange Fab Asia 5G Challenge Final Pitch Competition 第1位
2019年: Viva Technologyにて、Orange Fab Asiaに採択 / 内閣府主催のスーパーシティフォーラム2019において、出展企業28社の1社に選定
2018年: JR東日本スタートアップ大賞受賞 / Google Launchpad Accelerator Tokyoにて、第1期生7社の中の1社に採択

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