上田のソウルフード「美味だれ焼き鳥」
上田市のソウルフードとして欠かせないのが「美味(おい)だれ焼き鳥」です。美味だれ焼き鳥発祥の「鳥正」の味を継ぐ、昭和56年創業の「焼き鳥つづらや」に伺いました。夕方5時で満席! 入店しようとして諦めたお客さんが何組もいました。
美味だれ焼き鳥とは、串に刺した焼き鳥を、ニンニクと醤油をベースにした特製のタレで食べる、上田独特の食べ方です。店によっては大阪の串カツのように串ごと壺にドボンして食べる作法もあるようですが、つづらやは焼き鳥の上からかけるタイプ。
つづらやではさらに、醤油とニンニクをベースに季節で味を調整し、最低でも3カ月間寝かせてまろやかさを出しているそうです。この製法により、ニンニク特有の強い臭みを抑えつつ、深みのある味わいが生まれるのだとか。
常連さんによると、まずは塩味で食べて、その後、美味だれをかけて味変を楽しむのだそうです。塩味がついているのでそのままでもおいしいのですが、タレをかけると何本でもいける強い気分に。ご飯にのせて焼き鳥丼にしても絶対においしい美味しいと思います。ニンニクの風味が今も忘れられません。
焼き鳥つづらや
住所:長野県上田市中央2-12-25
HP:なし
アクセス:JR上田駅より徒歩で約11分
お土産の定番、飯島商店の「みすゞ飴」
上田土産にの筆頭は、明治・大正期から飯島商店が作り続けている「みすゞ飴」。飴という名前ですが、りんご、桃、梅、杏、ぶどう、みかんなどの国産果物の果汁を寒天と水飴で固めた、無香料・無着色のグミのような食感のゼリー菓子です。上田駅から徒歩2分の本店は大正13年築で登録有形文化財に登録されています。
グミやゼリー菓子の類はあまり食べないのですが、このみすゞ飴は果物本来の味をしっかりと感じ、本当においしかったです。オンラインショップでも購入できるので、贈り物にも、自分へのご褒美にもぴったりです。
DATA
みすゞ飴本舗 上田本店
住所:長野県上田市中央1-1-21
HP:https://misuzuame.com/
アクセス:JR上田駅より徒歩で約2分
お酒も食べ物もおいしいって最高!
美味だれ焼き鳥って初めて食べたのですが、あの味が忘れられず、実は翌日も行ってしまいました。ワインと日本酒を買い、発芽そばと美味だれ焼き鳥、じまんやきを食べ、みすゞ飴をお土産に買って帰る。このコースを今度はプライベートで再現したいです。
この連載の記事
- 第39回
地方活性
りんごスイーツを食べるたび、憧れの真田幸村公に「姫」と呼ばれる幸せを思い出せる【上田市の旅#1ー城下町編】 - 第38回
地方活性
源泉かけ流しに癒された肌に地鳴りのような太鼓の響きを浴びる!「つなぎ温泉」+「さんさ踊り」の夜がワンダーランド過ぎる!【盛岡市の旅#2ー温泉編】 - 第37回
地方活性
「これ食べるためだけのためにまた行きたい!」福田パンと盛岡冷麺がくれる圧倒的な幸福感!【盛岡市の旅#1ーグルメ編】 - 第36回
地方活性
電車でたった15分! ウミネコが暮らす神社とエメラルドグリーンの海に癒やされる北東北のリゾートはおすすめ度高すぎ【八戸市の旅#2ーリゾート編】 - 第35回
地方活性
八戸から全国に広まった縄文人の「かわいい文化」と、地元の愛されラーメンに感動する一日【八戸市の旅#1ー歴史編】 - 第34回
地方活性
コスパ最高な寿司ランチに創業97年の洋菓子店、地元民愛されグルメが大正解だった!【小樽市の旅#2ーグルメ編】 - 第33回
地方活性
レトロ浪漫な街並みにときめきながら海と山を両方攻めてこその小樽市観光!【小樽市の旅#1ー観光編】 - 第32回
地方活性
真田家の城下町で、おやきを頬張り火縄銃を撃ってきた!【長野市の旅#2ー歴史編】 - 第31回
地方活性
善光寺詣りはまる1日使う覚悟して! 見どころがありすぎな極楽観光【長野市の旅#1ー善光寺詣り編】 - 第30回
地方活性
どぶろく、こけしの絵付け、そしてなぜが大ブームのエビ釣り!食べて飲みまくる土湯温泉観光モデルコース【福島市の旅#2ー温泉編】










