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QD-OLEDとWOLEDが追い風、ASUSがOLEDモニター世界No.1に

2025年12月22日 11時30分更新

文● さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 ASUS本社は12月22日、2025年におけるOLED(有機EL)モニター市場において、推定21.9%のシェアを獲得し、世界No.1ブランドとなったことを発表した。これは独立調査会社TrendForceの調査によるもので、ASUSがOLED市場での強固な地位を確立した。

 世界最速クラスのOLEDモニター「ROG Swift OLED PG27AQWP-W」をはじめ、ASUSは多様なユーザーに応えるための革新的な製品開発に注力している。2025年には、競技eスポーツ向けの高速モデルや高精細な映像表現が求められる制作用途まで、幅広いOLEDモニターを展開する。さらに、次世代OLEDへのアップグレード需要が拡大しており、ASUSはQD-OLEDやWOLED技術を軸に、ゲーミング、クリエイター、プロフェッショナル向けまで幅広いラインナップを提供する。

 ASUSは、独自技術の「OLED Care Pro」や「Neo近接センサー」を導入し、焼き付き防止や耐久性を強化する。これにより、ユーザー不在時には自動的にブラックスクリーンへ切り替わる機能が付き、パネルの長期使用を支援する。また、「ROG Swift PG27UCDM(4K・240Hz)」や「ROG Strix XG27AQDPG(1440p・500Hz)」を2025年初頭に発表し、OLEDモニターの進化を加速させる。

 TrendForceによると、2025年第3四半期の世界出荷台数は前年同期比65%増の約64万4,000台に達し、ゲーミングを中心にOLEDモニターの採用が進んでいる。ASUSは今後、ProArt OLEDシリーズによるクリエイター市場やZenScreen OLEDシリーズによるモバイル用途を含め、多様な利用シーンに適したOLEDモニター開発を継続するとしている。日本市場でも、信頼性と実用性を重視した価値ある製品を提供することを目指す。

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