グーグルは、韓国パンテックとの間で争われていた特許訴訟について、東京地裁で和解が成立したことを発表した。
パンテックは、4G/5Gの通信技術を実装するのに不可欠な標準必須特許(SEP)の利用について、2022年にドイツと日本で訴訟を提起。これに対して、グーグルは標準必須特許における公正、合理的かつ非差別的な条件(FRAND)でのライセンス取得で誠実に交渉してきたと主張していた。
今年6月には東京地裁ではパンテックが勝訴し、国内での「Pixel 7」の販売差止が認められた一方、7月には大阪地裁でパンテックの請求が棄却されると判断が分かれていた。
今回の東京地裁での和解成立により、グーグルはパンテックが所有する標準必須特許のライセンスが付与され、すべての紛争が解決されたとしている。
パンテックは元々は韓国の携帯電話メーカーで、日本国内でも4Gの初期の頃までは、auを通じてスマートフォン、ケータイを販売していた。













