このページの本文へ

1929年発売の「富士ミネラルウォーター」

う、うまい……。“日本最古のミネラルウォーター”を飲んでみました

2025年12月08日 17時00分更新

文● 貝塚/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

富士ミネラルウォーターは、日本で初めての国産ミネラルウォーターだという

なんか、すごそうなミネラルウォーターだぞ!?

 とある記者会見の席で、珍しいミネラルウォーターが提供されたので、商品の紹介とともに、試飲レポートをお届けする。

 富士ミネラルウォーターが販売する「富士ミネラルウォーター」は、1929年に製造が開始された(※)歴史の古いミネラルウォーターだ。

 同社は“日本で初めての国産ミネラルウォーター”をうたっており、格式高いホテルへ提供されてきたほか、同社公式サイトには「1980年に訪日されたローマ法王、ヨハネ・パウロ二世に滞在中の飲料水として富士ミネラルウォーターを献上。お褒めにあずかった」といった記載もある。

※実際には、前身となる製品が1929年に発売され、1946年に現在のブランド名に変更されているが、その詳細はここでは割愛する。

雑味のないクリーンな味わい。とてもおいしい水だ!

富士ミネラルウォーター 紙パック(330ml)

 今回飲んだのは「富士ミネラルウォーター 紙パック(330ml)」。公式サイトの説明によれば「容器内面にアルミニウム箔が使用されており、遮光性に優れ、また内容液が直接紙に触れることのない構造になっているので、紙パック容器にもかかわらず、常温での長期保存が可能」とのことだ。

 パッケージの富士山のイラストやフォントも、レトロ感と風格のある味わい深いものだ。

 ひと口飲んでみると、柔らかい口当たりで、雑味のない、非常においしい水であった。水の種類としては軟水で、採水地は山梨県富士吉田市とある。形容が難しいが、「まろやかで、クリーンな印象である」と表現するのが適切かもしれない。「優しい口当たり」とも言えそうだ。

 特別感のあるイラストを眺めながら、「なるほど、これが日本初の国産ミネラルウォーターなのか」と思いながら飲むその時間は、いつもより少しだけ豊かな水分補給の時間となった。

 富士ミネラルウォーターは各種通販サイトなどで購入できる。価格は販売業者によっても異なるが、330mlの紙パックなら、18本セット3500円などで販売されていることを確認できた。興味を持った方は、歴史に思いを馳せながら、“日本最古”を味わってみてはいかがだろう。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所

MSIが変える、未来のクリエイターを育てる教育環境

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ