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NHKラジオ第2放送、2026年3月廃止へ 1931年開始、95年の歴史に幕

2025年12月01日 17時00分更新

文● スミーレ(@sumire_kon)

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NHK札幌放送局と仙台放送局のベリフィケーションカード(ベリカード/受信確認証)

NHK札幌放送局と仙台放送局のベリフィケーションカード(ベリカード/受信確認証)

 総務省は11月28日、日本放送協会(NHK)が申請していた「ラジオ第2放送」の廃止について、同日付で認可した。廃止予定時期は2026年3月末。

 NHKでは2021年度から3ヵ年の経営計画において、ラジオ放送を現行のAM2波(ラジオ第1/第2)とFM1波の3波体制から、AM1波とFM1波の合計2波へ削減する方針示しており、今回の認可を受け、正式に廃止へと動き出すことになる。

 廃止後の新体制ではラジオ第2放送の担当番組のうち、教養番組を新AM放送に、学校向けの教育番組と語学番組をFM放送に、それぞれ移行する予定だ。

 なお、ラジオ第2放送に割り当てられた周波数や送信設備の廃止後の扱いについては、12月1日現在、公表されていない。

 NHKラジオ第2放送は1931(昭和6)年、それまで1波体制だった国内向けラジオ放送から、教育関連の番組を分離する形で誕生。当初は東名阪エリアのみの放送だったが、戦時中の休止期間を経て、戦後、順次全国各地へ拡大してきた。

 廃止まで残り約4ヵ月。普段はアプリで放送を聴いているという人も、この機会にラジオを持ち出して、ノイズ交じりのアナログ放送を味わってみてはどうだろうか。

 ちなみに筆者のお勧め番組は、理科の授業でもお馴染みの「気象通報」(毎日16時頃から放送)だ。

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