サイコムは、11月28日に新たなデュアル水冷ビデオカード「Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB」をリリースし、ゲーミングPCおよびワークステーション合計4機種に標準搭載とした。価格はゲーミングモデル「G-Master Hydro Extreme X870A」が1,035,280円から、ワークステーションモデル「Lepton Hydro Extreme WSZ890i」が1,019,720円からと、ハイエンド市場に向けた製品として展開する。
この新製品は、ドイツの冷却技術メーカーLYNK+と協力し、GPUを含む主要コンポーネントを全面的に水冷方式で冷却するフル水冷システムを採用している。既存のハイブリッド方式とは異なり、空冷が不要となり、専用の銅プレートがPCB全体を覆うことで、冷却効率を向上させているという。これにより、FurMarkソフトウェアによる実証実験では、GPU温度は62.6℃を維持可能と、高いパフォーマンスを長時間発揮するという結果を示している。
対応モデルには、最新ファン「Noctua NF-A12x25 G2 PWM」とサイコムオリジナルの360mm水冷ユニットが搭載され、0db機能により、温度調節によるファンの自動停止機能が付加されている。これによりユーザーはメンテナンスフリーでの使用が可能だ。
ゲーミングモデル「G-Master Hydro Extreme X870A」「G-Master Hydro Extreme Z890i」、およびワークステーションモデル「Lepton Hydro Extreme WSZ890i」「Lepton Hydro Extreme WSX870A」は、すべてこの水冷ビデオカードを標準搭載している。



