このページの本文へ

国会図書館、4万件超の個人情報流出か 委託先に不正アクセス

2025年11月27日 11時50分更新

文● スミーレ(@sumire_kon)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
国立国会図書館のニュースリリース

国立国会図書館のニュースリリース

 国会図書館の館内システムを手がけるソリューション・ワンが不正アクセスを受けた件で、同館は11月25日、利用者の個人情報(約4万件)が外部に流出した可能性があることを公表した。

 対象の個人情報と流出が疑われる件数は、それぞれ以下のとおり。

●流出した可能性のある個人情報と件数等(概要/11月25日現在)

■利用者IDのみ(943件)

対象期間:2025年3月15日〜3月27日
対象施設:国会図書館関西館
対象ユーザー:対象期間中に対象施設へ来館したユーザーの一部

■電子情報等のプリントアウト申込情報(4万373件、4360人分)

対象期間:2025年9月24日〜10月22日
対象施設:国会図書館東京本館、関西、国際子ども図書館
対象ユーザー:対象期間中に対象施設へ来館し、デジタル化資料や電子ジャーナル等の電子情報およびマイクロ資料の印刷指示を出したユーザー
対象の個人情報:
・利用者ID
・氏名
・当該期間の「電子情報等のプリントアウト」に関する情報(資料名、印刷枚数、利用目的、金額、プリントアウトを申し込んだ施設名等)

 国会図書館では今後、対象ユーザーに対して個別に通知する方針だ。

 本件は、11月5日に確認されたソリューション・ワンに対する不正アクセスに起因するもの。国会図書館は6日後の11月11日に発表した第1報で、同館利用者の個人情報が流出した可能性に言及していた。

カテゴリートップへ

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン