見た目もコスパも◎! マウスコンピューター発の“手が届く”ゲーミングPCにホワイトのフルタワーが登場したのでチェックした
ゆとりのある内部レイアウトで大型グラフィックスカードも搭載可能
サイドパネルは背面の手回しネジを緩めて引っ張ることで、手間なく外すことが可能。ケース内はCPUクーラーやグラボ電源などの一部を除き、ケーブル類のほとんどがマザーボード裏側に回されており、スッキリ整理されたレイアウトになっている。フルタワーだけあって内部スペースにはかなりゆとりが感じられる。
本体背面。内部パーツを冷却した空気が大型のファンで外部に排出される仕組み。評価機の場合、背面のインターフェースは、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×3、USB 3.2 Gen 1 Type-A×4、USB 2.0×2、LAN×1、マイク入力×1、ラインイン×1、ラインアウト×1、リアスピーカー×1、センター・サブウーファー×1、SPDIF/オプティカル/角形×1、HDMI×1、DisplayPort×3が搭載されていた
エアフローは、フロントのメッシュパネル部分から取り入れた空気を上面と背面から排出する仕組み。ケース内に空気の流れを阻害するケーブル類がないこともあって冷却効率はかなり高いようで、ベンチマークなどで高い負荷をかけた場合でも動作は安定していた。
ケース底面には、上面同様にホコリが入り込むのを防ぐためメッシュ状のホコリ取りフィルターを採用している。こちらも、工具類を使わなくても取り外して水洗いできる。
従来のミニタワーモデルはマザーボードがMicro-ATX規格だったが、「NEXTGEAR HD-A5G60」(ホワイト)はより大きなATX規格が採用されており、搭載できるストレージや拡張カードもそのぶん増えている。拡張ストレージベイはM.2が2基(うち、空きは1基)、3.5型シャドウベイが1基、拡張スロットはPCI Express ×16が2基(同1基)、PCI Express ×1が2基(同2基)となっており、購入後のストレージ増設などにも対応しやすい。
またグラフィックスカードについても、カード長30cmを超えるような3連ファンの大型タイプを搭載可能。今回試したモデルは小型タイプだったので装備されていなかったが、大型タイプ搭載時はそのカードをしっかり固定できるサポートバーも用意されており、自重による歪みや経年によるズレなどを防げるため安心だ。
リーズナブルながら、ガラスパネルやRGBファン、高い拡張性やメンテナンス性など、フルタワー型ゲーミングPCに求められる機能や使い勝手がしっかりと追求されており、「前からずっとゲーミングPCが欲しかった!」という初心者や入門者の夢をかなえられる内容をしっかり備えた製品という印象を持った。



