楽天グループが11月13日に2025年度第3四半期決算を発表。モバイル事業が回復を見せた。「楽天シンフォニー」事業を含むモバイルセグメントの売上収益は1187億円で前年同期比12%増。営業損失は386億円で、前年から101億円改善した。楽天モバイル単体の売上収益は952億円と3割超の伸びを示し、営業損失も372億円まで縮小している。
楽天モバイルの契約回線数は11月7日時点で950万回線に到達した。インフレ環境が続く中で料金の割安感が高まり、解約率が低下したことも成長の追い風になったという。収益の基盤となる正味ARPU(ユーザー1人あたりの平均売上)は2471円と前年から110円上昇しており、ユーザーのデータ利用量増加が、ARPUを押し上げた構図となった。













