運用して増やす、資産としてのポイント
近年では、「もらう」「貯める」だけでなく、楽天ポイントを「運用して増やす」ことも可能になっている。たとえば、「楽天ポイント運用」「楽天ポイントビットコイン」「ポイント楽天株」といった金融サービスとの連携がそれにあたる。
また月額料金に充当するといった楽天モバイルでの「使い道」も、近年の発行数を伸ばした一因だ。最近の楽天モバイルの事例としては、ポイント利用分に対しては最大で10倍の還元を実施するといったキャンペーン施策も取り入れている。
さらには「楽天Edy」「楽天ペイ」「楽天ポイントカード」といった、ひとつのアプリにまとめるなど、“楽天ポイントを使用するためのインターフェース”を整備し、ユーザーをスムーズな体験へと導く施策も、楽天ポイントが伸び続ける理由に挙げられる。
ポイントの循環、経済圏の構築
買い物だけでなく、通信や金融といった複数のサービスを横断してポイントが機能する仕組みを構築することで、楽天は23年でまさしく“楽天経済圏”と呼べる、ポイントの循環を軸とした経済を生んだ。“累計5兆”という数字の大きさは、楽天が築いた経済圏の厚みを示す、ひとつの証だろう。








