楽天ポイント、累計発行ポイント数が5兆
楽天グループによるポイントサービス「楽天ポイント」の累計発行ポイント数が、5兆ポイントを突破した。同社が2002年に楽天ポイントというサービスを開始してから、およそ23年での達成となった。
楽天ポイントは、多くの提携店やECなどで1ポイント=1円として使用できる。つまり5兆ポイントは、5兆円相当の価値だ。単純に5兆を23で割った場合で、年間平均およそ2170億円分ものポイントが発行されてきた計算になる。
そもそもは事業者による「消費を刺激する仕組み」として始まったポイント制度。だが、ここまで幅広い分野に組み込まれ、大きなインパクトを持つようになると、“楽天ポイント経済圏”は、消費を牽引する存在のひとつとも言えるだろう。
楽天ポイント、進化の22年
楽天ポイントは、同社主力事業のひとつであるECモール「楽天市場」での買い物時に付与される、シンプルな仕組みとしてスタートしている。そしてその仕組みは、同社が事業の領域を拡大し、サービスを拡充するとともに進化を重ねてきた。
2000年代後半には「スーパーポイントアッププログラム」を導入し、楽天カードや楽天モバイルといった、同社が提供するサービスの利用で、還元率が上がる仕組みを構築。ユーザーにとっては、“楽天経済圏”で消費を完結させるほど、ポイントを貯めやすくなった。









