ソニーが第2四半期連結決算を発表
ソニーグループが11月11日、2025年度第2四半期(2024年7〜9月)の連結決算を発表。
継続事業の売上高は前年同期比5%増の3兆1079億円、営業利益は同10%増の4290億円と、いずれも第2四半期として過去最高を更新した。純利益では、7%増の3114億円となった。
通期見通しについても上方修正。売上高を前回予想比3%増の12兆円、営業利益を同8%増の1兆4300億円、当期純利益を同8%増の1兆500億円とした。
一方で、米国の追加関税の影響を織り込み、営業利益へのマイナス影響額を前回見通しより200億円減の500億円とした。今回の見直しでは、この影響を各事業分野の業績見通しにも反映している。
ゲーム&ネットワークサービス分野で、ネットワークとソフトが牽引
ゲーム&ネットワークサービス分野では、ネットワークサービスとソフトウェア販売の伸長により、売上高が前年同期比で4%増となった。
一方で、無形資産の減損や過去の開発費資産計上額の修正によるおよそ498億円の一時的損失を計上。結果的に、営業利益は前年同期比で13%減となった。ただしこれらの一時要因を除けば、実質的には23%の増益を確保しているとする。
ゲーム&ネットワークサービス分野を具体的に見ると、9月時点でのPlayStation全体の月間アクティブユーザーは前年同月比3%増の1億1900万アカウント、当四半期の総プレイ時間も1%増と、ユーザーエンゲージメントは堅調に推移している。
同分野の売上は着実に成長を続けており、このトレンドは下期以降も継続すると同社は見込む。
音楽分野では、ストリーミングと映像が業績を押し上げ
音楽分野では、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』のヒットによる映像メディア・プラットフォームの増収に加えて、ストリーミング売上の拡大が寄与。売上高は前年同期比で21%増、営業利益は28%増と、いずれも第2四半期としての過去最高を記録した。
ストリーミング売上はドルベースで、音楽制作部門が前年同期比12%増、音楽出版部門が25%増と好調。グローバルでのデジタル配信需要の拡大も業績を支えた。









