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日産が選んだ「本社のリースバック」──意図と戦略

2025年11月11日 08時00分更新

文● 貝塚/TECH.ASCII.jp

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CEOエスピノーサ氏「よりより良い結果を出せると確信」

 2025年度上期の同社の決算は、営業利益−277億円、当期純利益−2219億円。持分法適用会社の利益減少や構造改革費用が大きく影響した。

 ただし同社の自動車事業は、現時点で2.2兆円の現金をふくむ合計3.6兆円の資金を確保している。また通期の営業利益は、関税などの特殊要因を除けば、売上と費用がほぼ釣り合う損益均衡の見込みであるとも説明している。

 CEOのイヴァン・エスピノーサ氏は、「上半期の業績は私たちが直面する課題を示していますが、同時に日産が確実に回復の道を歩んでいることも表しています」とコメント。

 さらに、「下半期も課題はあるものの、集中力と規律、現在進めている施策によりより良い結果を出せると確信しています。Re:Nissanのもと、前向きな姿勢を維持しつつ、新車の投入、主要市場への取り組み、革新的な技術の開発を加速させていきます」とも述べている。

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