日産、横浜の本社を売却。ただし「リースバック」で使用は継続
日産自動車が、横浜本社ビルを売却する計画を発表した。
だが同社は「セールアンドリースバック」という仕組みを使って、引き続き横浜本社ビルをオフィスとして使用する計画だ。
セールアンドリースバックとは、企業が所有する不動産を売却しつつ、同じ場所を賃貸契約で使用し続ける仕組みを指す。一般的には、資金調達や固定費の削減、設備投資の原資確保などに活用されることが多い。
同社は、2026年度末までの自動車事業の営業利益とフリーキャッシュフロー黒字化を目標に掲げる「Re:Nissan戦略」を推進中で、今回の本社売却もその戦略の一環と見られる。
売却をめぐっては、20年間のリースバック契約を締結することで、従業員や事業運営への影響を最小限にとどめながら、調達した資金を「設備の刷新や今後の成長を加速させるため」に活用するとしている。









