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Windows Info 第505回

結構変化しているWindows 11のエクスプローラーの基本設定を見直す

2025年11月09日 12時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

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リボンUIが無くなるなど、結構変化が進んでいる
Windows 11のエクスプローラー

 エクスプローラーは、Windowsに付属しているアプリの中で最も利用頻度の高いものだろう。そもそもエクスプローラーは、WindowsというOSのGUIシェルとして、デスクトップ画面なども管理している。

Windows

エクスプローラーの初期ページは、「ホーム」(上)、「PC」(中央)、OneDrive(下)などを選択できるが、ホームがもっとも多機能になっている

 長年何も変わらないように見えるエクスプローラーだが、いつの間にかリボンが消え、タブで複数ウィンドウを1つのウィンドウにまとめられる。逆にタブのドラッグ&ドロップで別ウィンドウにすることも可能になっている。

 そこで今回は、Windows 11 Ver.24H2および25H2を対象にエクスプローラーの設定について解説する。というのも、リボン・ユーザーインターフェースがなくなり、設定の一部がWindowsの設定アプリに移行したため、手順がわかりにくく、古いエクスプローラーに関する記述が参考にならない状態になってきたからだ。

 エクスプローラーのメニューバーにある3点ドットメニューにある「オプション」は、基本的な設定を行う場所だ。フォルダーオプション・ダイアログが開き、ここには「一般」「表示」「検索」の3つのタブがある。このダイアログは、Windows 10以前からあるものなので、見慣れている方も少なくないだろう。

Windows

フォルダーオプション・ダイアログは、以前からコントロールパネルなどから起動できたが、Windows 11では、エクスプローラーから直接起動でき、設定可能な項目が多い

 「一般」タブでは、エクスプローラーを開いたときに表示されるレイアウトを指定できる。ここは、デフォルト値の「ホーム」にしておくのが便利だ。

 「表示」タブでは、以下の表にある項目が重要設定ポイントである。他の項目は、利用状況でだいたい決まる。たとえば、「ネットワークの表示」は、LANに接続しているなら「オン」にした方がいいが、LANに接続していないなら、オンオフどちらであっても使い方に違いはない。

Windows

 表中、特に注意が必要なのは「すべてのフォルダーを表示」だ。これをオンにすると、ナビゲーションウィンドウは、デスクトップを頂点とした擬似的なフォルダーツリー表示となる。デフォルトはオフで、ナビゲーションウィンドウには、対象情報別の特殊フォルダとクイックアクセスを並べたものになる。

 なお、本記事では、以下の説明で使うアイコンの位置などをナビゲーションウィンドウのレイアウトをデフォルト状態にしている。「すべてのフォルダーを表示」をオフにした場合の解説になることに注意してほしい。

 エクスプローラーにホームを指定すると、ファイルウィンドウにもクイックアクセスが表示されて冗長なように見える。ナビゲーションウィンドウのクイックアクセスは、ドラッグ&ドロップでアイコンの順番を入れ替えることができる。これを使うことでファイルウィンドウのクイックアクセスのアイコンを並べ替えることができる。

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