パーソルキャリア運営の「Job総研」は11月10日、全国の社会人385人を対象に「2025年 上司と部下の意識調査」の結果を発表した。上司の約6割が「部下に嫉妬した経験がある」と回答したという。
嫉妬の理由として最も多かったのは「人事評価の結果」で27.3%、次いで「はたらき方」(22.2%)や「学歴」(19.2%)が挙げられた。若手優遇を感じる人は全体の52.7%にのぼり、「給与」や「チャレンジの機会」で不公平感を抱く声が目立った。
一方、上司と部下の双方が「価値観の違い」を課題と感じる割合も高く、上司の73.0%、部下の62.6%が認識のズレを実感している。上司側は「キャリア観の違い」、部下側は「業務の進め方の違い」を課題とする傾向があり、世代間の価値観の隔たりが背景にあるとみられている。
それでも、上司の59.0%、部下の57.6%が「関係を深めたい」と答えており、世代ギャップを乗り越えたいという前向きな意識も明らかになった。













