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ジャパンモビリティショーでドコモ、au、ソフトバンクが揃って出展! 通信の力を見せつける

2025年11月01日 15時00分更新

文● スピーディー末岡 編集●ASCII

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 自動運転やSDV(Software Defined Vehicle)など、モビリティーとモバイルは表裏一体になってきています。となると、モビリティーの祭典であるジャパンモビリティショー(JMS)にモバイル企業が出展していてもおかしくありません。実際海外でも、モバイルの展示会に自動車メーカーが出展している姿も珍しくありません。

 日本の3大キャリア、ドコモ、au、ソフトバンクが「Tokyo Future Tour 2035」のエリアに揃って出展していたので、展示内容などをレポートします。

【ドコモ】クルマにStarlinkのアンテナを取り付け
どこでも通信できるように!

 ドコモは「ドコモビジネス」としてのブースを構えていました。三菱の「アウトランダーPHEV」のルーフにStarlink Businessのアンテナを取り付け、電源をクルマから取ることでどこでも通信を可能にすることをアピールしていました。ただし、法令の問題で走りながらの使用はできません。

 また、SkydioのドローンとStarlink Businessを組み合わせて、ドローンの映像を遠隔地から確認できるソリューションや、モバイル通信のアンテナがない場所でもStarlink Businessを利用して低コストでWi-Fiエリアの構築ができるソリューションが展示されていました。

【au】高輪ゲートウェイとビッグサイトを繋ぐ!
防災コンビニのドローンや自動運転モビリティーも

 auは10月28~29日の日程で、自社イベントを本社のある高輪ゲートウェイで開催していました。29日は高輪ゲートウェイに置いてある自動運転バスと、JMSのKDDIブースにあるミニバンを繋ぎ、高輪ゲートウェイのバスから見た映像を見られました。また、デモですがトラックなどを監視できるソリューションも展示されていました。事故や遅れなどがリアルタイムでチェックできるので、今後の物流が変わりそうです。

高輪ゲートウェイに置いてある自動運転バス。カメラが多数装備されています

高輪ゲートウェイの映像をリアルタイムでビッグサイトの会場で見られました

 コンビニ(ローソン)に導入された、AIドローンも展示され、その活用方法などが紹介されていました。ドローンポートの開閉も見られるので、JMSに行かれる方はぜひ見てみてください。

コンビニに導入された災害用ドローン

【ソフトバンク】HAPSの1/16模型を展示

 空飛ぶアンテナとも言えるHAPS(High Altitude Platform Station、成層圏通信プラットフォーム)。そのHAPSの飛行船型モデル(1/16)をソフトバンクブースで見ることができます。展示物はこれだけと、非常にシンプルなブースですが、HAPSの模型は初展示だそうです。1/16とはいえ、そこそこ大きいのでインパクトはあります。本物はその巨大さゆえ、海外の飛行場で打ち上げています。

HAPSの1/16モデル

 気になるのが空を飛んでいるときに悪天候だったり、鳥とぶつかったりするとどうなるのかですが、中に入っているスタビライザーが働き、しっかりと姿勢を保ってくれるそうです。ソーラーパネルが表面に設置されており、バッテリーで駆動で四六時中飛行できますが、中に充填されているヘリウムガスが減るとメンテナンスのために地表に戻るそうです。

 なお、2026年にはプレ商用サービスが始まります。

 このように3キャリアとモビリティーとのかかわり方が見られる、ジャパンモビリティショーは11月9日まで開催されています。

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