オフィス用品通販大手のアスクルが10月31日、ランサムウェア攻撃によって顧客などの情報が外部に流出したことを明らかにした。同社は「お客様、お取引先様、ならびに関係者の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントしている。
10月19日に発生したサイバー攻撃以降、アスクルでは「ランサムウェア対策本部」を立ち上げ、外部の専門機関とともに調査を進めていたが、10月31日時点で一部のデータ流出が確認された。
流出が確認されたのは、法人向け通販サイト「ASKUL」「ソロエルアリーナ」および個人向けサイト「LOHACO」の問い合わせ情報、仕入れ先企業の登録情報の一部。内容は会社名や担当者名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容などで、クレジットカード情報は含まれていない。
被害の規模や件数については公表されておらず、現在も追加の流出可能性を調べている。関係する顧客や取引先には順次個別に連絡をとる予定で、個人情報保護委員会など関係当局への報告はすでに完了しているという。
アスクルは再発防止と信頼回復に向けて監視体制を強化するとしており、11月4日午前9時から「情報流出専用お問い合わせ窓口」を開設する。受付は平日の午前9時から午後5時まで。
問い合わせ番号:
0120-023-219(IP電話:03-6731-7879)













