アマゾン傘下のAudible, Inc.は10月21日、Amazonオーディブル(以下、Audible)が2025年に日本でのサービス開始から10周年を迎えたことを記念し、「日本10周年記念スペシャルラインナップ」を発表した。10月21日を皮切りに、湊かなえ氏の書き下ろし作品や、村上春樹氏、恩田陸氏らの名作、豪華キャストによるオリジナルポッドキャストが続々と配信・予約受付開始となる。
湊かなえ氏書き下ろしや村上春樹氏最新作が「聴く読書」に
今回のスペシャルラインナップでは、オーディオファースト作品、ベストセラー作家の人気タイトル、オリジナルポッドキャストの各カテゴリーで豪華な新作が登場する。オーディオファースト作品とは、作家がAudibleのために書き下ろし、最初に「音声」で届けられる作品だ。
その最新作として、ミステリー作家・湊かなえ氏が初めて手がける『暁星(あけぼし)』が11月11日に配信開始となる(10月21日予約開始)。あわせて英語版『The Star at Dawn』も世界配信を予定している。ほかにも、林真理子氏による『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』(10月31日配信)などが順次登場する。
ベストセラー作家による人気タイトルでは、日本文学を代表する作家たちの作品がオーディオブック化される。村上春樹氏の最新作『街とその不確かな壁』をはじめ、恩田陸氏の『蜜蜂と遠雷』など15作品、村上龍氏の『インザ・ミソスープ』など10作品、朝井リョウ氏の『桐島、部活やめるってよ』、宇山佳佑氏の『桜のような僕の恋人』などが続々と配信・予約受付を開始する。
Audibleオリジナルポッドキャストでは、小説家の平野啓一郎氏が監修し、渡辺直美氏や安藤忠雄氏らを講師に迎える“聴く授業”『A University(えーゆにばーしてい)』の本講義が開始される。さらに、くりぃむしちゅーの有田哲平氏によるコント番組『有田哲平耳笑(みみわらい)』、上田晋也氏とアンタッチャブルの柴田英嗣氏がタッグを組む『くりぃむ上田とアンタ柴田の心はいつも半ズボン』、声優の斉藤壮馬氏が好きな本について語る『斉藤壮馬の本心(ほんごころ)』も10月21日から配信開始となった。
Audibleは2015年に日本でサービスを開始した。2025年は日本での新規コンテンツ制作量が2024年比で約40%増となる見込みだという。同社は今後も魅力的なコンテンツを届けていくとしている。

















