AIで最適化する「X3D Turbo Mode 2.0」でRyzen 9 9950X3Dを超活用! GIGABYTEの最上位マザーボードが実現する最強性能
「エクストリームゲーミング」モードをチェック
ゲームに特化したRyzen 9000X3Dシリーズのゲーミングパフォーマンスをさらに引き上げるという、ゲーマーが超気になる「エクストリームゲーミング」モードの実力を試していこう。
「エクストリームゲーミング」モードは、まず使用するコア数を制限することでゲームパフォーマンスを引き上げるようになっている。テストに使った16コア/32スレッド動作のRyzen 9 9950X3Dでは、容量96MBの3D V-Cacheを内蔵したCCD0 8コアのみ有効にした状態で起動していた。
定番ベンチマークでパフォーマンスを確認
まずは定番の3Dベンチマーク「3DMark」と、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」で、デフォルトと「エクストリームゲーミング」モードのパフォーマンスを確かめていこう。
「3DMark」の重量級ベンチマーク「Speed Way」、「Steel Nomad」、「Steel Nomad Light」を実行したが、残念ながらスコアは誤差の範疇に留まっている。ただ、8コア/8スレッドあれば、ゲーミングには十分ということでもある。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を、画質を「最高品質」に設定し、解像度1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)の3種類で実行した。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」は、フルHD解像度での効きが抜群だ。1コアあたりの性能が上がりやすい8コア動作と、解像度によるボトルネックが低いため、ベンチマーク中のフレームレートは、デフォルトからAvgが46fps、minも53fps向上している。
WQHD、4Kと解像度が高くなるとCPUボトルネックが大きくなるため、フレームレートは横並びになっている。ただ、8コア/8スレッド動作でもパフォーマンスに影響しないので、CPUの消費電力を抑えられるというメリットが生まれる点は注目だろう。
実ゲームタイトルのパフォーマンスを確認
続いては実ゲームタイトルを使って、「エクストリームゲーミング」モードのパフォーマンスを確認していこう。
まずはライト級タイトル「レインボーシックス シージ エックス」を、「ウルトラ+」画質に設定したうえで、3種類の解像度でゲーム内蔵ベンチマークを実行した。
4K解像度では横並びになったが、フルHD、WQHD解像度では最大20fpsもフレームレートが伸びている。ただ、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」ほど、伸びておらず、minはほぼ横並びとなっている。
次は「バトルフィールド6」で確認してみた。フレームレートはキャンペーン ミッション5の「ノー・スリープ」をプレイ。ゲームの冒頭(戦闘なし)を一定ルート移動した際のフレームレートを「CapFrameX」を使用して記録した。画質はプリセットの「オーバーキル」を選び、そのほかは「DLAA」、「DLSS:バランス」、「DLSS:バランス 4×」に設定している。解像度はここまでと同じく3種類で試している。
人気のゲームタイトルだが、多コア/スレッドが効くタイトルとあって、8コア動作となる「エクストリームゲーミング」モードの効きは確認できなかっ た。逆に8コア/8スレッドだと、ゲームプレイに影響する1% minのフレームレートが下がってしまうようだ。
最後は「サイバーパンク 2077」で確認してみた。画質は「レイトレーシング:ウルトラ」、「トランスフォーマーモデル」を選び、そのほか「DLAA」、「DLAA:フレーム生成 4×」、「DLSS:バランス」、「DLSS:バランス 4×」に設定している。解像度はここまでと同じく、3種類で内蔵ベンチマークを実行した。
「DLAA」ではCPUの影響はでなかったが、「DLSS:バランス」設定時はフレームレートが伸び、フルHD解像度は最大30fpsも伸びている。フレーム生成を利用すると伸びは落ちるが、「4×」設定時でもAvgは15fpsアップしている。WQHD解像度では、伸びは落ちるが、9fpsほどの差が出ている。
8コア/8スレッドで動作する「エクストリームゲーミング」モードの効きは、ゲームタイトル、画質設定次第となる。人気のRyzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XT、GeForce RTX 5060 TiやRTX 5070 Tiで組んだときの効きなども試してみたいところだ。
































