AIで最適化する「X3D Turbo Mode 2.0」でRyzen 9 9950X3Dを超活用! GIGABYTEの最上位マザーボードが実現する最強性能

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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「最大パフォーマンス(Max Performance)」で性能引き上げ

 まずはマルチタスクに効くという「最大パフォーマンス(Max Performance)」モードに設定し、CPUに負荷をかけるベンチマークソフト「Cinebench 2024」、「Blender Benchmark」、「V-Ray Benchmark」を実行した。

 「Cinebench 2024」のMulti Coreスコアはモードを変更することで2%弱性能を伸ばしている。スコア差は誤差と言うには大きく、数回の計測いずれも同じ傾向だったので、「最大パフォーマンス」モードが効いているようだ。

 ベンチマーク実行中に、「HWiNFO64 Pro」で「CPU Package Power」のモニタリングした。すると、デフォルトが平均200W前後のところ、「最大パフォーマンス」は、最大が40W増した約260Wを記録し、平均も240W前後に電力がアップしていた。

 Multi Coreスコアは、デフォルトと「最大パフォーマンス」で極端な差は出ていないが、「CPU Package Power」が増加している点から、「X3D Turbo Mode 2.0」の「最大パフォーマンス」モードはしっかりと効いているようだ。

 続けて同じ3DCGレンダリング系ベンチマークを実行した。すると「Blender Benchmark」では、いずれのサンプルでもCPU処理時は1%弱スコアが伸びている。ただ、GeForce RTX 5080使用時は、ほぼ同じという結果になっていた。

 同じく「V-Ray Benchmark」を実行すると、CPUレンダリング時は誤差の範疇だがCUDA、RTX使用時はモードが効いたのか、デフォルトよりもスコアが伸びた。

「UL Procyon」でクリエイティブやAI処理をテスト

 引き続き、「UL Procyon」ベンチマークを実行した。まずは、Adobeクリエイティブ系ベンチマークで、Adobe PhotoshopとAdobe Lightroom Classicのパフォーマンスを測る「Photo Editing Benchmark」と、Adobe Premiere Proを用いた「Video Editing Benchmark 1.5」を実行した。

 「Photo Editing Benchmark」のスコアは1~3%スコアアップしたが、おもにGPUで処理される「Video Editing Benchmark 1.5」では、スコアに差は見られなかった。

 続いて「UL Procyon」のAI系ベンチマーク「AI Image Generation Benchmark:Stable Diffusion XL (FP16)」と、「AI Text Generation Benchmark」を実行した。

 両AIベンチマークは、おもにGPUを用いて処理されるが、「最大パフォーマンス」モードに切り替えることで、スコアを伸ばしている。

 劇的なパフォーマンスアップは確認できなかったが、アプリケーションによっては、「X3D Turbo Mode 2.0」の「最大パフォーマンス」モードを効かせることで、Ryzen 9000X3Dのパフォーマンスをより高められるのは間違いないと言える。

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