テレコンを使うと最高で2.8倍で撮影できます
ソニーαの前後手ブレ補正も積んだ最強マクロレンズ「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」注目ポイント徹底解説
2025年10月04日 00時01分更新
ソニーがαシリーズのフルサイズ用新レンズ「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」を発表した。
G Masterシリーズとしては初のマクロで、レンズ本体で最大撮影倍率1.4倍、別売りのテレコンバーター装着時には最大2.8倍を実現したのが最大の特徴で、予想価格は20万円、10月7日10:00受注開始、11月21日発売予定だ。
従来の「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」は11群15枚、非球面、SuperED、EDを各1搭載していたが、新レンズでは超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ×2に、ED (特殊低分散) ガラス×2を搭載。G Master ならではの高画質、高解像、美しいぼけ味を実現、絞り開放でも画像の隅々まで高い解像力を持つ。
円形を保つ新開発の11枚羽根円形絞りユニットが、なめらかな輪郭の玉ぼけを表現する。
☆AF速度は1.9倍速に
4基のXD(extreme dynamic)リニアモーターを搭載したフローティングフォーカス機構を採用。無限遠から最短撮影距離までのAF速度はFE90mmに比べて1.9倍高速化している。
マクロ撮影における非常に浅い被写界深度でも、最適化されたアルゴリズムでフォーカス機構を精密に制御し高速で正確なオートフォーカスを実現。高速・高精度・静かなオートフォーカスおよびAF追従性能で動画にも対応する。インターナル・フローティングフォーカスで、コンパクト化も実現した。
☆新たにシフト・前後の手ブレ補正対応
高度なレンズ内光学式手ブレ補正機能により、手持ち撮影時のブレを抑制し、画像のシャープネスを最大限に高めた。
新しい制御システムにより、角度ブレ (Yaw / Pitch)に加えて、シフトブレ (X / Y), 前後方向(Z)のブレにも対応し、手持ちでのマクロ撮影時におこる手ブレを正確に補正する。
☆テレコンで最高2.8倍
テレコンバーターはSEL14TC(7万3700円)およびSEL20TC(7万3700円)が利用可能で、それぞれ、撮影倍率が2倍と2.8倍になるので、撮影時に十分なワーキングディスタンスが確保でき、近づけない被写体を撮影したり、レンズによる不用な影を出さないことができる。
☆スイッチによる操作性向上
フォーカスリングは前後のスライド動作でAFとMFの切り替えが可能。距離指標・倍率指標を参照できる。
フォーカスホールドボタンを2個搭載し、押している間ピント位置を固定。ボディ側からカスタマイズする可能。
アイリスロックスイッチで、「A」ポジション(本体側からの絞り操作)、もしくは「リングによる絞り操作」のいずれかに固定が可能。
絞りリングクリック切り換えスイッチで、絞りリングのクリック感をON/OFF可能。操作音が低減されるため特に動画撮影時に有効。
フルタイムDMFスイッチを新搭載したほか、フォーカスレンジリミッター、手ブレ補正スイッチ、フォーカスモードスイッチも搭載する。
レンズ構成:13群17枚
画角(35mm判):24°
開放絞り:2.8
最小絞り:22
絞り羽根:11枚
最短撮影距離:0.26m
最大撮影倍率:1.4倍
フィルター径:67mm
フードタイプ:丸形バヨネット式
外形寸法:81.4×147.9mm
質量:約646g


























