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CORSAIR新作マウス「SABRE v2 PRO」と、キーボード「VANGUARD PRO 96」をレビュー

あまりにも軽い「36g」のゲーミングマウスで遊んで実感、この軽さは“正義”だ。

2025年10月10日 11時00分更新

文● Okano 編集 ●貝塚/ASCII

提供: CORSAIR

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CORSAIRから驚異的に軽いゲーミングマウスと、LCD付きのキーボードが登場

 ゲーミングデバイスの世界は日進月歩だが、CORSAIRが投入する新製品は、その進化のトレンドをうまくとらえながら、新たなバリューを提供している。

驚きの「36g」とキーボードの「液晶画面」

 近年、ゲーミングマウスのトレンドは「軽量化」だ。軽くすることで脳が直接信号を送るようにマウスを高速で操作できるようになるうえ、長時間のプレイでも疲れにくい。

SABRE v2 PRO

 CORSAIRから新たに登場する「SABRE v2 PRO」は、そのなかでも「36g」と、超がつくレベルの軽さだ。特筆すべきは、穴の開いたハニカム構造や特殊な形状にすることなくこの軽さを実現している点にあるだろう。

 そして、同時に発表されたキーボード「VANGUARD PRO 96」は、本体にLCDスクリーンを搭載している。キーボードにLCDが付くことで、ゲーム体験にどんな利点が生まれるのか、非常に興味深い。

 本稿では、この2つの革新的なデバイスが、実際のゲームプレイやゲームライフにどのような変化をもたらすのか、その実力を見ていく。

FPSや高難度ゲームで試す、超軽量マウスとLCD搭載キーボードの実力

 今回のレビューでは、まず精密な操作が要求される高難易度のアクションRPG『Hades II』をプレイしてみた。

 まず驚かされたのは、やはり「SABRE v2 PRO」の軽さだ。わずか36gの本体は、まるで自分の手と一体化したかのように動いてくれる。あえて重めにしているゲーミングマウスも市場には数多く存在するが、このマウスを体験すると「軽さこそ正義」だと確信する。

側面には、スイッチが2つ

前方にUSB Type-C端子。この端子は、設定時にも使用する

 一瞬の判断が勝敗を分けるFPSでは、どんな使用感を味わえるだろう。ここでは、キャラクタークリエイト要素を持つ人気FPS『VALORANT』で遊んでみた。

 FPSになると、手首のわずかな動きや、指先の繊細な力加減へ機敏に追従する恩恵を、より強く感じることができた。画面上の視点を意のままに操れるような感覚は、これまでより重いマウスを使っていたユーザーにとっては新体験だ。特に、素早い視点移動(フリック)やトラッキングエイムが求められるFPSにおいて、この軽さは絶大なアドバンテージになると感じた。

付属のシートを貼付することで、設置面との抵抗感を調整することができる。このシートは着脱できる

 また、軽量ながらグリップ感も高い。マット感のあるサラサラとした表面で、落ち着いて振っていても吹っ飛ぶ心配はさほどない。もし気になる場合は付属のグリップテープを活用できるのも嬉しい。ビルドクオリティも高く、かなり力んでもたわみなどは感じなかった。

付属のUEBレシーバー。PC側に接続することで、2.4Ghz帯での接続も可能になる

 一方のキーボード「VANGUARD PRO 96」も、ハードウェアとしての完成度が非常に高い。CORSAIRが新たに開発した「CORSAIR MGX Hyperdrive ホール効果スイッチ」は、潤滑済みのリニアな打鍵感で、長時間のプレイでも疲れにくい。軽量な打鍵感は細かいキャラクターコントロールが必要なアクションゲームでも快適にプレイすることができる。

 さらに、キーを完全に離さなくてもリセットポイントが動的に変更される「CORSAIR ラピッドトリガーテクノロジー」により、キーのオンオフも非常にスムーズだ。FPSゲームでは必須級の機能もしっかり備わっている。

ラピッドトリガーは、専用アプリケーション「CORSAIR iCUE」からオン/オフを切り替えられる

 また、リストレストが標準で付属するのも嬉しい。キーボードそのものの高さは他の製品と比べやや高めなので、腕をしっかりと支えるリストレストは重宝する。

VANGUARD PRO 96。リストレストを装着した様子

 そして、気になるLCDスクリーン。これは予想以上に楽しい。1.9インチの鮮やかなIPSカラースクリーンは、「CORSAIR Web Hub」で自由に表示画面を設定できる。プレイ中のゲームのロゴや好きな画像を表示させてデスクを飾るだけでも楽しいが、GIFも設定できるので、ある程度動きのあるものも表示可能だ。スクリーンの外周には、隣接するキーに割り当てられた機能などが表示される。

LCDスクリーンは非常に明るく、視認性も高い

 また、本体左側のエッジに設置された6つのキーも大きな特徴だ。ここには自由にキーを割り当てることができる。使い方はたくさん思いつくが、筆者個人としてはゲームのクリップ(画面録画)を撮るショートカットを配置すると、便利に使えると感じた。そのほか、頻繁に使うショートカットや、マクロなどを置くことで生産性向上に繋がるだろう。

左側のエッジに、Gキーと呼ばれる6つのキーを搭載。自由にキーを割り当てて使うことができる

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