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「適応型リーダーシップ」と「チームワークマネジメント」が一致するポイント

【本日発売】「Backlog活用大全」出版記念イベントで“新しいリーダーシップ”を議論

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」初の公式ガイドブック、「ゼロからはじめる Backlog活用大全」が、2025年10月2日に発売された(税込定価:1980円、著者:Backlog公式ガイドブック制作チーム)(関連記事:Backlogのすべてがこの一冊に 初の公式ガイドブックが10月2日より販売開始)

 その出版を記念したトークイベントが、9月25日夜、ヌーラボ 東京オフィスにて開催された。「ミネルバ式 最先端リーダーシップ」の著書を持つ合同会社こっから 代表の黒川公晴氏とヌーラボ 代表取締役 橋本正徳氏によるトークセッション、ヌーラボ エバンジェリストの河野千里氏による講演を通じて、これからの企業や組織に求められる「チームワークマネジメント」やリーダーシップのあり方、その実践のためのBacklog活用法などが語られた。

共通の目的に向かってワーク(機能)する「強いチーム」の作り方

ヌーラボ ビジネスグロース部 コミュニティ課の河野千里氏。Backlog、Cacooを長年愛用し、今年4月にヌーラボ入社。現在はエバンジェリストを務める

 エバンジェリストの河野氏は、「チームが“ワークする”仕掛けとは? 社内浸透するための4step」と題した講演で、チームワークマネジメントという考え方の基本から、必要となる“5つの要素”、Backlogがそれらの要素をどう実現しているのかを紹介した。

あらためて「チームワークマネジメント」の定義から

 チームワークマネジメントという考え方が、なぜいま必要になっているのか。河野氏は「複雑な仕事を、多様な人が協力しながら進める時代」になったからだと説明する。ビジネスシーンは激しく変化し続ける一方で、働き方はより多様化しており、チームメンバーとのリモートコミュニケーションには課題も生まれがちだ。そんな難しい状況においても、共通の目的に向かって、ひとつのチームとして機能(ワーク)する「強いチーム」を作っていかなければならない。それが、チームワークマネジメントの目的である。

 チームワークマネジメントを進めるためには5つの要素が必要だと、河野氏は説明する。「目的の共有」「役割の明確化」「リーダーシップの発揮」「コミュニケーション設計」「心理的安全性を高める」の5つだ。河野氏は、チームがうまく機能していないと感じる場合は、いずれかの要素が欠けているのではないかと指摘する。

チームワークマネジメントを進めるうえで必要な“5つの要素”

 そして、5つの要素をふまえながらBacklogが備える機能群(ドキュメント、課題テンプレート、ガントチャート、コメント、スター、外部通知など)を使い、同時に“仕組み”や“文化”を作る取り組みも進めることで、チームワークマネジメントの浸透につながるとまとめた。

「Backlog活用大全」は、単にツールの使い方だけでなく「考え方」や「チームの育て方」といった内容にもページを多く割いている

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