サードウェーブ、AI事業に50億円規模の投資を発表 ─ インド名門大学出身エンジニア70名を直接採用へ
サードウェーブは9月29日、今後3年間で総額50億円を投じる大規模なAI事業投資計画を発表した。同社はこれを契機に、従来のハードウェア中心企業から、AI技術を核とした革新的なテクノロジー企業への変革を目指すとしている。
インド名門・ANNA大学出身者を優先採用
今回の人材戦略では、インドの名門校であるANNA大学および大学院の卒業生70名を直接雇用する方針を明らかにした。内訳は女性44名、男性26名で、多様性の推進にもつながる採用だという。
ANNA大学はアジア圏でも高い研究実績を持つことで知られ、特に英語による高度なコミュニケーション能力に定評がある。サードウェーブは、この国際性を活かすべく、日本国内での常駐勤務という形で採用を進める。
社内全体にAIを導入、生産効率と人材活用を強化
同社はAI技術を製造現場からバックオフィス業務まで幅広く導入し、生産効率を高めながら人的資源の最大化を図る計画だ。さらに、採用したインド人エンジニアが安心して日本で働けるように、住居や家電整備費用の支援、日本語教育を担う専任講師の配置といった充実したサポート体制も用意している。
次世代テクノロジーと社会課題解決を目指す
サードウェーブは今回の投資を通じ、AI技術を活用した新製品や新サービスの開発を加速させるとともに、社会課題の解決にも積極的に取り組む方針だ。これにより、国内外での競争力を一段と高め、次世代テクノロジーの創出につなげていくことを目指している。




