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ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第53回

話題のサポート詐欺も「騙されて海外で監禁状態の日本人」による犯行

甥っ子の発言にヒヤリ! 闇バイト募集を簡単に発見できてしまうSNSが怖過ぎ

2025年09月27日 19時00分更新

文● せきゅラボ

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「ひと夏の思い出」が悪夢に……

 さらには最近では、投稿者さんが身近で体験したような「海外でラクに稼げる」という闇バイト募集も横行しています。

 一見すればリゾートバイトのような印象ですが、実際にはタイやミャンマー、ベトナム、フィリピン、マレーシアといった東南アジアにあるギャングの拠点に半ば監禁され、ひたすら詐欺電話をかける要員として酷使されるという事例が急増しています。

 このところ流行している「サポート詐欺」についても、そういった拠点でのニセサポート対応が実行されていることが多いようです。

 すでに警視庁が各国の当局と協議をしながら犯罪組織の壊滅に取り組んではいますが、Xはじめ若者が日常的に使っているSNSで募集されていることから、なかなかその悪の芽を絶つまでには至っていないのが現状です。

 ですから今のところは、SNSにおける闇バイト案件に近づかない、つまり魅力的な「#高収入」「#ホワイト案件」「#即金」といった文言を伴ったバイト募集には応募しないことが重要ということになるでしょう。

 投稿者さんのように、親戚の若者にある程度の知識があり「うさん臭い」と思っている場合は安心でしょうが、そう思わない若者も少なくありません。大事な家族や親戚には、折に触れて「そういった甘いバイトはない」「SNSでの好条件バイトは危険だ」といったことを伝えておくべきでしょう。

 そもそも「そんな甘い条件を検索することについても避けるべき」と強調しておくことで、ヒヤリ事案を回避できる可能性は高くなりそうです。

あなたのとっておきの「ヒヤッと/ホッとした話」を共有してください

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