ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第53回
話題のサポート詐欺も「騙されて海外で監禁状態の日本人」による犯行
甥っ子の発言にヒヤリ! 闇バイト募集を簡単に発見できてしまうSNSが怖過ぎ
2025年09月27日 19時00分更新
SNSが「犯罪者と即つながれる」場所になってる!?
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第53回。
今回は「闇バイトの入り口がSNSで簡単に発見できてしまいヒヤリ!」というお話をお届けします。
(SNSの力で)闇バイトの魔の手はすぐそこに!
7月頃、学生の甥っ子が「Xを見ていたら海外で働けるテレアポバイトがあった。パスポート代とかも出してくれるって。うさん臭いからやらないけど」と話していました。
「それはテレビで話題になってる、東南アジアのギャングのアジトに監禁されて詐欺の片棒担がされるヤツじゃん!」と、ヒヤッとしながら慌ててXを検索したら「海外エリア/初期費用(パスポート代ほか)負担/報酬日払い200」とか普通にヒットして怖くなりました。
SNSで返信するだけで犯罪者との接点ができてしまう令和、ヤバ過ぎです。
今回のヒヤリ案件は、いわゆる「闇バイト」にまつわるお話です。若者が闇バイトに関わって事件を起こし、逮捕されたり起訴されたりといったことがニュースなどで度々報道されています。これだけ社会問題となっているのに、一向に悪事に手を染める若者が減らないのはなぜなのか? その理由はSNSにあるようです。
X(Twitter)をはじめ、InstagramやLINEなどのSNSで「#短時間で高収入」「#ホワイト案件」「#即金」などなど、魅力的な文言(ハッシュタグ)を用いてアルバイトの人員を募集しているアカウントが散見されます。
これこそがまさに闇バイトへの入り口で、軽率に応募してしまうと特殊詐欺の片棒を担ぐ「受け子」「出し子」のほか、強盗の実行犯となる可能性があります。またその際、個人を特定する情報を教えてしまうことで脅迫、強要によって自身はもちろん家族に危害がおよぶような危険を抱えてしまうこともあります。

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