シャオミは今日26日、オーディオ、ウェアラブル、テレビの新製品を日本市場で一斉に発売しました(スマホは別記事にて)。
今回発表されたのは、オープンイヤー型イヤホン「Xiaomi OpenWear Stereo Pro」、スマートウォッチ「Xiaomi Watch S4 41mm」、スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」の新色、そしてチューナーレススマートテレビです。
特に「ゴールドコレクション」と名付けられたウェアラブル製品群は、輝くゴールドを基調とした統一感のあるデザインで展開されます。
開放感と高音質、さらに録音機能も
【イヤホン】Xiaomi OpenWear Stereo Pro
「Xiaomi OpenWear Stereo Pro」は、「開放感と高音質を、ひとつに」をコンセプトにしたオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンです。耳を塞がないため、周囲の音を聞きながら音楽を楽しめるのが特徴で、日常使いからワークアウトまで幅広いシーンでストレスフリーなリスニング体験を提供します。
最大の特徴は、シャオミ初のハイブリッドマルチドライバー搭載による高品質なサウンドです。18×13mmの大型ダイナミックドライバーがパワフルな低音を、デュアルバランスドアーマチュアと圧電セラミックツィーターが鮮明な高音を再現します。Harmanの専門家によるチューニングや、360度のヘッドトラッキング対応サラウンドサウンドも搭載し、没入感のある音響体験を実現しています。
また、独自の「アクティブ音漏れ低減技術」も進化しました。逆相の音波を放出する専用ドライバーを搭載し、従来モデル比で音漏れを60%向上させ、静かな場所でもプライバシーを守ります。さらに、イヤホン単体で録音ができるユニークな機能も搭載。ケースのボタンをトリプルタップするだけで録音を開始でき、データはアプリ経由で出力可能です。
価格は1万9980円で、カラバリはサンドゴールド、オブシディアンブラック、チタングレーの3色展開です。取り扱いはシャオミの直営店、Xiaomi公式サイト、Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jp、シャオミジャパン公式 TikTok Shopにて。
コンパクトに宿るエレガンスと高機能
【スマートウォッチ】Xiaomi Watch S4 41mm
「Xiaomi Watch S4 41mm」は、洗練されたデザインと高度な健康・フィットネス機能を両立させたスマートウォッチです。厚さ9.5mm、重さ32g(ストラップ除く)とスリムで軽量ながら、ステンレススチール製のフレームで高級感を演出。特に「サンセットゴールド」モデルは、リューズにラボグロウンダイヤモンドをあしらい、ミラネーゼストラップを組み合わせることで、宝飾品のようなエレガンスを表現しています。
1.32型の有機ELディスプレーは最大輝度1500ニトと明るく、屋外でも高い視認性を確保。アップグレードされた心拍数モジュールにより、運動中のトラッキング精度が向上しました。睡眠トラッキングには新たに21日間の改善プランが追加され、ユーザーの健康的な習慣作りをサポートします。
GPSのGNSSデュアルバンド測位による正確なルート記録や、150種類以上のスポーツモードに対応するなど、フィットネス機能も充実。最大8日間のバッテリー持続時間も特徴です。カラバリはサンセットゴールド、ミントグリーン、ホワイト、ブラックの4色。
価格は、ミントグリーンとブラックが1万9980円、ホワイトが2万1980円、サンセットゴールドが2万7980円です。取り扱いはシャオミの直営店、Xiaomi公式サイト、Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jp、シャオミジャパン公式 TikTok Shopにて。
新色「Glimmer Edition」でよりファッショナブル
【スマートバンド】Xiaomi Smart Band 10
コスパと電池持ちで人気の「Xiaomi Smart Band 10」には、上品に輝く新色「Glimmer Edition(グリマーエディション)」が追加されました。新デザインのストラップと合わせ、ファッションアイテムとしての魅力が高まっています。
カラバリの追加なので基本性能は同じですが、1.72型のベゼルレス有機ELディスプレーや、最大21日間持続するバッテリー、150種類以上のスポーツモード、睡眠ガイダンス機能といった従来の高性能はそのままに、新たなスタイルを楽しめます。
価格は1万1980円で、取り扱いはシャオミの直営店、Xiaomi公式サイト、Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jp、シャオミジャパン公式 TikTok Shopです。
映像美と没入感を追求した3シリーズ
【テレビ】チューナーレススマートテレビ
シャオミは今回、チューナーレススマートテレビも3シリーズ同時に発売しました。
最上位モデルの「Xiaomi TV S Pro Mini LED 2026シリーズ」は、量子ドットとMini LED技術を搭載し、圧倒的な映像美を実現します。最大704の分割ゾーンと高輝度1700ニトにより、奥行きのあるコントラストと鮮やかなディテールを描き出します。
さらに、ゲームブーストモードでは最大288Hzの超高速リフレッシュレートに対応し、滑らかな映像体験を提供。Dolby AtmosとHarman AudioEFXチューニングによるサウンドで、自宅にいながら映画館のような没入感を味わえます。
55/65/75インチの3サイズ展開で、価格はそれぞれ9万9800円/14万9800円/17万9800円。10月10日までに購入すると、早割価格で8万9800円/12万9800円/15万9800円になります。
スタンダードモデルの「Xiaomi TV A Pro 2026シリーズ」と、よりリーズナブルな「Xiaomi TV A 2026シリーズ」も登場。いずれも4Kディスプレーを搭載し、Google TVによる多彩なコンテンツ視聴が可能です。ライフスタイルに合わせて43インチから75インチまで幅広いサイズを選べます。
価格は以下のとおり。
Xiaomi TV A Pro 2026シリーズ
43型:3万9800円/早割3万4800円
55型:6万4800円/早割5万9800円
65型:8万9800円/早割7万9800円
75型:11万9800円/早割10万9800円
Xiaomi TV A 2026シリーズ
55型:5万2800円/早割4万9800円
65型:6万9800円/早割6万4800円
【まとめ】とくにテレビはお買い得
スマートバンドはよりファッショナブルに
今回のシャオミの新製品群は、同社の強みである「高品質・高機能な製品を、魅力的な価格で提供する」という姿勢を改めて強く印象づけるものでした。
特に「ゴールドコレクション」は、単なるカラーバリエーションの追加に留まらず、ガジェットをファッションやライフスタイルの一部として捉える現代のニーズに見事に応えています。「Xiaomi OpenWear Stereo Pro」の録音機能や、「Xiaomi Watch S4 41mm」の宝飾品のようなデザインは、他社製品との明確な差別化の要因となるでしょう。
一方、チューナーレスTV市場においても、最先端技術を搭載したハイエンドモデルから、多様なサイズ展開で幅広い層にアピールするスタンダードモデルまで、盤石のラインナップを揃えてきました。特にMini LED搭載モデルが10万円を切る価格から提供される点は、前モデルに引き続き、市場に大きなインパクトを与える可能性があります。
今回の発表は、シャオミがスマートフォンだけでなく、ウェアラブルから大型家電に至るまで、あらゆる生活シーンに寄り添う総合家電メーカーとしての地位を、日本市場で確固たるものにしようとする強い意志の表れではないでしょうか。



















