
住信SBIネット銀行は9月25日をもって、東京証券取引所スタンダード市場からの上場を廃止した。9月24日付で公表された株式併合の決議を経て、普通株式が上場規程の「上場廃止基準」に該当したため。
背景にあるのは、NTTドコモによる住信SBIネット銀行の連結子会社化だ。同行ではドコモグループの資源を活用し、通信+金融融合型サービスの強化を目指す方針に転じたとしている。
ソフトバンクはPayPay銀行、KDDIはauじぶん銀行を持ち、通信関係各社は金融サービスを自社の経済圏と連携させる戦略を強めてきた。“出遅れ側”とされるドコモは、住信SBIネット銀行の統合によって追撃を狙う。












