Thunderbolt 5ハブのCalDigit「Element 5 Hub」に惚れた！ シンプルにポートが増えて格段に使い勝手が向上するぞ

デザイン最高！ポート構成もピッタリとハマった

　CalDigitは、機能面だけでなく、Macと相性抜群なスタイリッシュなデザインで人気だ。「Element 5 Hub」では、これまでのスペースグレイから、ガンメタに近くなった感じ。ポート部のブラックとのツートンカラーが、個人的にはお気に入りだ。

　筐体サイズも幅114mm、奥行き70mmと邪魔にならないコンパクトサイズとなっており、Mac miniの上や、MacBookの横に置いても、違和感なく収まる感じだ。

　全体のデザインも秀逸で、ホストとなるPCの左右どちら側にも置けるように設計されているほか、同製品を積み重ねできるデザインになっている。

ガンメタ筐体とポート部のブラックカラーのバランスが良い感じだ。Mac miniのスペースグレーとと並べても違和感がない

上面にはCalDigitとElement 5の文字が入っている。筐体カラーとともに、いい感じだ

　基本のスペックは、Thunderbolt 5ポートはホストPC接続用1基、周辺機器デバイス用Thunderbolt 5ポートが3基。そして転送速度10GbpsのUSB 3.2 Gen2 Type-Cが2基、USB 3.2 Gen2 Type-Aが3基の計5基が搭載されている。180W ACアダプターが付属し、ホストPC接続用から90W。そして3基のデバイス用Thunderbolt 5ポートからはそれぞれ15W、5基のUSBポートからはそれぞれ7.5Wの電力を供給できる。

　このUSBポートの構成のおかげで、これまでUSB DACで使っていた、ちょっとお高いUSBオーディオ向けUSBケーブルなど、Type-Aデバイスをそのまま活用できている。筆者と同じように、2基のType-Aポートを備えている従来のMac miniからの買い換えでは、大事なポイントになるだろう。

ライバル製品で3万1350円と1万円近く安価の「OWC Thunderbolt 5 Hub」は、USBポートがUSB 3.2 Gen2 Type-A 1基のみになる

　各種ポートの配置は、背面にACアダプター端子、USB 3.2 Gen2 Type-A 1基。デバイス用Thunderbolt 5ポート 3基。正面右側面にホストPC接続用Thunderbolt 5ポート 1基。前面にUSB 3.2 Type-CとType-Aをそれぞれ2基となっている。

前面。USBポートのみとなっている。Type-Aポートのコネクター部が青色ではないのも、デザインの統一感があってイイ感じ

背面。3基のデバイス用Thunderbolt 5ポート、1基のUSB 3.2 Gen2 Type-A、AC端子。USBドングルなど、背面のType-Aポートはかなり便利だ

正面右側面のホストPC接続用Thunderbolt 5ポート

ホストPC接続用ポートを左側にもできる上下対称デザイン。ただし、前面USB Type-Cポートの文字は、写真のように上下が逆になってしまう

ACアダプターがコンパクトなのもポイント

　M4 Mac miniにつなげていろいろと試す前に、付属品を確認しておこう。ホストPCと離して置くこともできる80cm長のThunderbolt 5ケーブルのほか、180W対応ACアダプター、ミッキープラグ式電源ケーブル、ゴム足と積み重ね用ゴム足となっている。

　なお、ACアダプターは実測で奥行きはAC端子ケーブルの出っ張りを含めて、約122mmで、幅約63mm、厚さ約22mmと、場所を取らないサイズになっている。

Macと同じような薄紙に包まれている。テンション上がる！

長さ80cmのThunderbolt 5ケーブルが付属。4000～5000円近くするので、結構助かる

ACアダプターとミッキープラグ式電源ケーブル

180W ACアダプター。型番「FSP180-ACBU3」から、老舗電源ブランドのFSP製と推察できる

ゴム足は、白色なのがスタンドで、黒色は積み重ね用になる。筐体の凸にゴムの凹をはめ込む形になる

ハブ本体とACアダプターと電源ケーブルの重量。合わせて900g。出張時などは、MacBookと一緒に持っていけそうだ