開催の経緯と感想をフランス人社長・ベッカー・サムエル氏にインタビュー

前日準備から撤収まで密着取材!JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンスの舞台裏から感じたもの

文●タカフグ 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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手ごたえはいかに?ベッカー氏にインタビュー

 プレスカンファレンス終了後、ベッカー氏にお話を聞くことができました。今回のプレスカンファレンスの手ごたえや、設立から10年のこのタイミングではじめて開催するに至った経緯をお聞きしました。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

JAPANNEXT代表取締役 社長のベッカー・サムエル氏にインタビュー

――本日はお疲れ様でした。まずは、今回のプレスカンファレンスを終えての率直な感想をお聞かせください。

ベッカー氏:人前で話すのが得意ではないので、まずは無事に終わって安心しています。ただ、いままでは新製品情報を送るくらいしかできていなかったのですが、今回メディアの方々と初めて対面で話すことができて、非常に良い経験になりました。

――こういったプレスカンファレンスのような会は、以前から実施したいという思いはあったのですか?

ベッカー氏:やりたいというよりは、“ビジネスとしてやらなければならない”という思いは以前からありました。個人的な感情で言えば、少し苦手意識も感じていたのですが、やはり同じ仕事ばかりしていても発展性がないですし、新しいことにもチャレンジして経験を積んでいかなければならないと思ったので、思い切ってトライしてみたという形です。今回で経験を積めたので、次回やるときはもっと楽しみながらできるかな、と思っています。

――やはりはじめてということで、緊張されていたのでしょうか?

ベッカー氏:そうですね、緊張はしていました。もともと、台本などを読みながら進めていくといったことが苦手だったので、昨日のリハーサルでもうまく話すことができず、不安を感じていました。でも、内容を読み込んで自分の言葉で話すようにしたらスムーズに話せるようになったので、そこからはだいぶストレスはなくなったかなと思います。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

カンファレンス終了後の開場にたたずむベッカー氏。緊張から解放され、安堵しているように見えます

――今回のプレゼンの内容は、どのように考えられたのでしょうか?

ベッカー氏:大元の部分は私が考えましたが、弊社のマーケティングとPR担当でいっしょに話し合って、内容を詰めてもらいました。これまでメディアのみなさんに会社のことを詳しくお話する機会はなかったので、弊社の事業やいままでの歩みというものをストレートにお伝えしようと決めていました。

――今回は2部構成でしたが、第1部と第2部では、やりやすさは違いましたか?

ベッカー氏:やはり第2部のほうがやりやすかったですね。こうした場ですと、ふだんは使わないような言葉づかいで話さなければならないことも多く、日本人のみなさんであれば子どものころから自然に接してきた言葉でも、自分にはあまりなじみのない言葉もあります。ですが、経験を積めばより流暢に話せるようになるでしょうし、今後また開催すれば、よりうまくできるようになるかなと思っています。

――今回、複数のメディアさんと実際に対面で会話してみて、印象深かったことはありますか?

ベッカー氏:メディアの方から、「おもしろい製品が多くて以前から興味を持っていた」と言っていただけたのは素直にうれしかったですね。あと、「今までどんな会社なのかわからなかったけど、今回来てJAPANNEXTを知れて良かった」といった感想をいただけたのもありがたかったです。今後、そうした方々とのお仕事もやりやすくなればいいなと思っています。

――タッチ&トライでも製品の解説をされていましたが、その際のみなさんの反応はいかがでしたか?

ベッカー氏:やはりみなさん、ガジェットに対する知識のある方たちですので、製品の説明に関してはすんなりと理解していただけていた印象ですね。ただ、デュアルモバイルディスプレーなどの尖った製品になると、実際に使っている場面を見ないとなかなかわかりにくいというのはあると思います。とはいえ、興味は持っていただけたと思っています。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

メディアの面々に製品を解説するベッカー氏

――今回実施してみてあまり納得のいかなかった部分や、次にやる際はこうしよう、と思った点はありますか?

ベッカー氏:日本語の表現力をもっと高めたいなと思いました。日本語が母国語ではないとはいえ、それを言い訳にはしたくないと思っています。

――設立10年ではじめてのプレスカンファレンスということでしたが、なぜ今になって開催したのでしょうか?

ベッカー氏:1つの転機になったのは、大阪・関西万博のスポンサーになったこと(関連記事:「きらびやかな大阪・関西万博のフランス館、その裏でひっそりとJAPANNEXTが支えているのはご存じでしょうか」)でしょうか。スポンサーになったことで、やろうと思えば取引先のお客様を招待するといったこともできたのですが、会社にはそういったイベントを運営する部門がなく、なんとかしなければならないという意識が芽生えたのがきっかけになっています。

――今後もこういった会を開催していきたいという思いはございますか?

ベッカー氏:特に尖ったスペックの製品を発売した時や、会社の節目になるタイミングなど、年に1回か2回くらいは開催できればいいなと思っています。

――最後に、今後なにかやってみたいイベントやアピールしていきたいことなどはありますか?

ベッカー氏:そうですね、例えば本社ツアーなどもやれたらおもしろいかなと思っています。弊社は小学校を改装した社屋(関連記事:「山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか」)で、展示スペースなどもあり、取材などにも対応しやすいと思います。JAPANNEXTは結構柔軟な社風でもありますので、メディアさんやインフルエンサーさんなどもなにかいっしょにやりたいことなどがあれば、ぜひお声がけいただければうれしいなと思います。

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