Powered by ASUSの本気を見た! ASUSの冷却&チューニング技術が支えるFRONTIERの高性能ミドルタワーPCで、快適さと美しさを両立した満足感を実感
フルHD~WQHDの高画質で
最新ゲームが快適にプレーできる
続いてビデオカードの性能、とくに、ゲームプレーに大きく影響する3Dグラフィックス性能を「3DMark」でチェックしていこう。3DMarkには数多くのテストが用意されているが、DirectX 12 Ultimateに対応し、最新ゲーム同様、レイトレーシングなどの効果を多く使用している「Speed Way」の結果を見てみよう。
スコアは2843で、同構成のPCのほぼ平均値。ベンチ中の動作クロックを見ても極端に落ちている部分はなく、安定して性能を発揮できているというのがわかる結果となっていた。これだけの性能があれば、フルHD~WQHDの高画質で、最新ゲームが快適にプレーできるだけの実力があるといえる。
これ以外のテスト結果をまとめておいたので、手持ちのPCとの性能比較で役立ててほしい。
もう少し、実ゲームに近いベンチマークとして、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」も試してみよう。MMORPGとして長くプレーされ、今でも楽しんでいる人が多いタイトルだ。今もアップデートが続いており、今年8月にもメジャーアップデートが行なわれた。
今となっては軽量級のゲームとなり、画質設定次第ではCPU内蔵のグラフィック機能でもフルHDでプレーできるほどだ。ミドルクラスのRadeon RX 9060 XTを搭載した「FRAFPB850/A」ではフルHDは余裕となるため、WQHD(2560×1440)、4K(3840×2160)でどのくらいの性能が出せるのかを試してみよう。なお、画質はプリセットの「最高品質」とし、フルスクリーン表示で実行している。
WQHDのスコアは12512で、評価は「とても快適」。平均フレームレートが約87.9fpsと高く、最低フレームレートも55fpsと高めになっていることから、まず不満なくプレーできる性能があるといえるだろう。
4Kになるとスコアが大きく下がり、5930。評価も「標準」と、何とかプレーできるという判定だ。ただし、平均フレームレートは約41.3fps、最低フレームレートは26fpsとかなり低めで、シーンによってはガタガタとした動きが気になってしまうだろう。ストレスなくプレーしたければ、WQHDに解像度を落とすほうが快適だ。
では、4Kでのプレーが不可能かといえば、そうでもない。その解決方法は、FSRを活用すること。これは、実際の描画は低解像度で行ない、表示時に4Kへと超解像化するというもの。フレームレートの低下を抑えつつ画質を上げられる機能だ。
この機能を使うとスコアがどう変わるのか試してみよう。変更したのは「グラフィック設定1」にある設定。「3Dグラフィックス解像度スケール」を「80」とし、「ダイナミックレゾリューション(動的解像度)を有効にする」をオン、そして「適用するフレームレートのしきい値」を「常に適用」とした。
スコアが10975と大きくアップし、評価は「快適」にまで上昇。平均フレームレートが約75.7fps、最低フレームレートも53fpsまで向上しているため、とくに困ることなくプレーできるレベルとなっている。
ただし、シーンによってはザラつき感があるほか、ジャギーが目立ってしまうこともあった。気になるようなら、素直にWQHDへと解像度を落とすほうが気持ちよくプレーできるだろう。
もうひとつ、ハンティングアクションの「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」も試してみよう。こちらは今年2月に登場したタイトルのベンチマークソフトで、フルHDでプレーする際、数世代前のミドルクラス以上のGPUが推奨される程度には重たいものとなっている。
とはいえ、試用機の構成であれば、この推奨構成は余裕でクリアーできている。そこで、解像度を「WQHD」とし、グラフィックプリセット「ウルトラ」、フレーム生成「ON」、レイトレーシング「高」に設定して試してみよう。
Radeon RX 9000シリーズが性能を発揮しやすいタイトル、そしてフレーム生成をONにしているとはいえ、WQHDで平均フレームレートが113fps出せるというのは、かなりのものだ。ここまで性能が出るなら、4Kでのプレーも視野に入ってくる。
そこで、画質設定はそのままに解像度を4Kへと変更してみたところ、平均フレームレートが65.93fpsとなった。シーンによっては40fps台にまで落ちてしまうとはいえ、ゲームが破綻するほど遅くはならないようだ。
ちなみに、レイトレーシングをオフにすれば、平均70.76fpsにまで上昇する。4Kで気持ちよくプレーしたいなら、レイトレーシングをオフにするというのもありだ。
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