「安い個人向けプランで十分」「ファイルサーバーからの移行は大変」「同時編集できない」……?
それ、誤解です! クラウドストレージのよくあるウワサをファクトチェック
提供: Dropbox
ウワサ:「ファイルサーバーからの移行は複雑で、自社でやるのは難しい」?
■ウワサ:ファイルサーバーからクラウドストレージへの移行作業は複雑で、自社で実行するのは無理。また移行後は、使い勝手も大きく変わってしまう。
ファイルサーバーの保存容量やユーザー数が大きいほど、クラウドストレージへの移行作業が複雑になり、移行中の業務影響もよく考えて作業しなければならなくなる。ただし「自社ではできない」とあきらめる必要はない。
Dropboxの「データ移行ベストプラクティス」では、クラウドに移行するデータ容量を目安として、それぞれに適した4種類の移行方法を提案している。データ容量が小さい場合は、Webブラウザやデスクトップアプリから手作業で移行できる。一方、データ容量が1TBを超えるような大規模な移行は、有償の移行ツールの利用が推奨されるが、計画的に実行すれば十分に「自社でもできる」という。
また、このウワサが心配している移行後の使い勝手については「誤解」と言ってよいだろう。Dropboxはローカルマシン上のフォルダと同期させることができるので、ファイルサーバーの「共有フォルダ」と同じように使える。
■もっと詳しく知るには……(Dropbox公式サイト)
データ移行ベストプラクティス
ウワサ:「複数人がファイルを同時編集すると“競合コピー”が増える」?
■ウワサ:クラウドストレージで、1つのファイルを複数人が同時に編集/保存すると、同じファイルで異なる内容のコピー(競合コピー)が出来てしまい、整合性がとれなくなる。そのため、チームでの共同作業には向いていない。
たしかに過去にはこうした課題もあったが、現在ではほぼ「解決済み」と言える。
Dropboxの場合、かつては複数人が同じファイルを開き、編集して保存すると、自動的に「競合したコピー」という名前のファイルが作られていた。これは、各メンバーが編集した内容が上書きされないようにする安全策だが、後から手作業で編集内容を統合する必要があり面倒だった。
しかし現在では、Dropbox上に保存されたMicrosoft Officeドキュメント(Word、Excel、PowerPointなど)を、複数のメンバーがリアルタイムで共同編集できる機能(Co-Authoring機能)が用意されている。この機能を使うことで、共同編集中は、誰がどの部分を編集しているのかが一目で分かり、ファイルの競合コピーも発生しない。
※追記(2025/09/15):Microsoft Officeドキュメントの共同編集機能は、Webブラウザでオンラインから(dropbox.comから)アクセスする場合は、無料(Basic)を含むすべてのプランで利用できる。Officeのデスクトップアプリから利用したい場合は、Microsoft 365のサブスクリプションと、Dropboxのチーム向け(企業向け)プランが必要になる。
■もっと詳しく知るには……(Dropbox公式サイト)
Dropbox での Microsoft Office の共同編集
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クラウドサービスは日進月歩のスピードで進化している。そのため、昔は正しかった“常識”が、今では正しくない“非常識”になっていることもある。ぜひとも最新の情報をもとに、正しい選択をしてほしい。
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