Apple M1/M2/M3でデュアル4Kを実現する万能USBハブ

ポート不足もこれで解決! ベルキン「8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」を試してみた

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: Belkin

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USB3.2 Gen2仕様の10Gbpsに最大85W給電も

 まずは「8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」の外観から見ていこう。アルミ合金に包まれたボディは、デザイン性や剛性を高めるだけでなく、効率よく放熱するためのヒートシンク的な役割を担っており、接続されたデバイスの適切な性能を確保する。

「8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」の外観。USBケーブルは直付けでボディはアルミ合金を使用

 開発にあたっては、1000時間の負荷テストや-40℃~75℃の極端な温度での使用など、ベルキン独自の28項目にわたる厳格なテストを実施しており、優れた耐久性が備わっていることも特徴だ。

8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」が搭載しているポートは以下の通りである。

 ●USB-C(USB3.2 Gen2 10Gbps、1.8A供給)×2
 ●USB-C
(10Gbps データおよび PD パススルー入力 100W)
 ●USB-A(5Gbps、1.8A供給)×2
 ●HDMI
(4K/60Hz + 4K/30Hz)×2
 ●イーサネット
(1GbE)

側面にはUSB-Cポートが3つ、USB-Aポートが2つ、HDMIポートが配置されている

左側面にはイーサネットポートが備わる

2つのHDMI端子がある意味

 「8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」で注目すべきは、4K出力に対応したHDMIポートが2つ用意されている点だ。特に、Apple M1/M2/M3チップを搭載したMacは、HDMIポートが2つあればデュアル4K出力は実現できるものの、チップセットの制限により2つのディスプレーに異なる映像を出力できない。

 ところがシリコンモーションのチップを搭載した本製品を利用することで、異なる映像をそれぞれのディスプレーに出力できるようになる。これは市場ではまだ希少な機能であり、4Kディスプレー2画面で作業できれば、動画の編集や写真の現像、イラストの制作といったクリエイティブな生産性を飛躍的に向上できる。

 これはもちろん、Macに限らずWindowsやChrome環境でも活用できるため、HDMIポートがないノートPCでは大いに役立つはずだ。

Apple M1/M2/M3搭載のMacBookでも拡張モードとミラーモードを利用できる

パソコンのUSB充電器としても使えるハブ

 「8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」でもう1つ重要な機能は、パススルー充電に対応するUSB-Cポートを備えていることだ。電源供給を必要とするUSBドックであればノートPCの充電も容易だが、手軽に使えるバスパワー駆動が主流のUSBハブでは、この機能が省かれがちである。

 「8-in-1 Dual 4K Display USB-C コアハブ」は、USB-Cポートへ電源を供給することで、最大100W入力でノートPCへは85Wの給電が可能となっている。

 差し引かれる15Wはハブ自身の動作に使われるものだが、ノートPCの電源が落ちていても給電ができる。これにより、USBドックと同等の使い勝手を実現している。

VAIO Zは充電中にオレンジ色のLEDが点灯するが、電源が落ちていても点灯しており、給電されていることがわかる

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