ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第52回
目を疑うような大規模津波……その動画本物ですか?
災害時のSNSデマにヒヤリ! 生成AIで巧妙化する虚偽情報への対策は「冷めた目」
2025年08月24日 07時00分更新
SNSの情報を「一歩引いた冷めた目」で確認してみよう
災害時のデマポストに騙されないためには、そのポストの投稿者の素性を確認することが重要です。自治体や気象庁、消防、警察といった公的機関であれば信用に値するでしょう。
個人アカウント発の場合は、信用できる組織が発信した複数の情報と整合性があるか照合することが重要です。つまり、ソースがないのにXだけで拡散されている情報は怪しいのです。
画像や動画については、不自然なところがないかを冷静に観察することで生成AI発と判断できること「も」あります。ただし技術の進展で徐々に難しくなるでしょう。当該画像・動画を検索することで、災害発生時よりも前に作成・撮影されたコンテンツの流用だとわかることもあります。
「拡散希望!」などユーザーを煽るような極端な文言はデマ投稿の典型です。デマをリポストしてしまったら、自分自身がデマの拡散者になるということを自覚しましょう。
情報を目にしたら一呼吸置いて冷静に判断することを忘れてはいけません。今回の投稿者さんのように、SNSを「一歩引いた冷めた目」で観察する姿勢こそが、デマによるヒヤリ事案を回避するために重要なのです。
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